2月15日、北京五輪のフィギュアスケート競技、女子シングルのショートプログラム(SP)が行なわれた。
この日、最終滑走者としてリンクに乗った坂本花織は、新調したゴールドの衣装をまとい、ダブルアクセル、3回転ルッツ、3回転フリップ+3回転トゥループという3つのジャンプ要素を成功。スピン、ステップもレベル4で揃え、79・84点というSPの自己最高スコアを叩き出した。
ロシアオリンピック委員会(ROC)のカミラ・ワリエワが82・61点で首位、2位には同じくROCのアンナ・シェルバコワが80・20点で続いている。トップ3に食い込むとみられたアレクサンドラ・トゥルソワは、74・60点で坂本を下回り、4位につけている。
SPのトップ3が出席する記者会見では、ドーピング陽性問題のワリエワは欠席。2位のシェルバコワも遅れて合流したようで、露メディア『Sports.ru』は「先に坂本のみが記者からの質問に答えた」と伝えている。
坂本は「今日はすごく緊張した」と全選手の最後に登場して滑った自身の演技を振り返った。
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「最終グループで最終滑走ということよりも、ロシアの3人と一緒に滑ることに対しての緊張だった。ただ、それでもしっかりとできた。北京に入ってから、ショートもフリーもボロボロということはなかった。いい練習ができていて、それが本番で出せるかなという不安と、やってきたことをすべて出し切りたいという思いが緊張になったのかもしれないと思う」
また、海外メディアから「ワリエワは出場すべきだったか?」という質問も飛んだ。同門のシェルバコワは「何もお答えできない」とコメントし、坂本は「ドーピングとかの問題で騒ぎになっていることは知っているけれど、本当のことは何も分からないし、詳しい事情も分からない。私に言えることは何もないです」と述べたという。
さらに、露メディアから「ワリエワに同情しているか?」という質問も飛んだようだ。坂本は「難しい」と苦笑いを浮かべて、こう答えたと伝えられている。
「今は競技をすることに必死。そういうことに関しては、今は考えないようにしようと思っている。一瞬、どうなるんだろうかと考えたけれど、それを考えるよりも先に、自分がこの舞台でいかにベストを尽くせるかということを最初に考えたい。そのためには、考えずに集中するだけ」
首位ワリエワとの点差は「2・32点」。フリーではROC勢は4回転ジャンプを組み込んだ高難度構成で臨むことが予想される。完成度の高いプログラムを強みとする坂本が、果たしてどこまでくらいついていけるか、世界中のフィギュアファンが注目している。
構成●THE DIGEST編集部
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「最終グループで最終滑走ということよりも、ロシアの3人と一緒に滑ることに対しての緊張だった。ただ、それでもしっかりとできた。北京に入ってから、ショートもフリーもボロボロということはなかった。いい練習ができていて、それが本番で出せるかなという不安と、やってきたことをすべて出し切りたいという思いが緊張になったのかもしれないと思う」
また、海外メディアから「ワリエワは出場すべきだったか?」という質問も飛んだ。同門のシェルバコワは「何もお答えできない」とコメントし、坂本は「ドーピングとかの問題で騒ぎになっていることは知っているけれど、本当のことは何も分からないし、詳しい事情も分からない。私に言えることは何もないです」と述べたという。
さらに、露メディアから「ワリエワに同情しているか?」という質問も飛んだようだ。坂本は「難しい」と苦笑いを浮かべて、こう答えたと伝えられている。
「今は競技をすることに必死。そういうことに関しては、今は考えないようにしようと思っている。一瞬、どうなるんだろうかと考えたけれど、それを考えるよりも先に、自分がこの舞台でいかにベストを尽くせるかということを最初に考えたい。そのためには、考えずに集中するだけ」
首位ワリエワとの点差は「2・32点」。フリーではROC勢は4回転ジャンプを組み込んだ高難度構成で臨むことが予想される。完成度の高いプログラムを強みとする坂本が、果たしてどこまでくらいついていけるか、世界中のフィギュアファンが注目している。
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