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フィギュア

「まるで別人のようだった」ワリエワの大失速に露識者も嘆き!「IOC、WADAがカミラを潰した」【北京五輪】

THE DIGEST編集部

2022.02.18

全世界から注目を浴びるなかで、らしくないミスを連発したワリエワ。女子シングルでは終始浮かない表情だった。(C)Getty Images

全世界から注目を浴びるなかで、らしくないミスを連発したワリエワ。女子シングルでは終始浮かない表情だった。(C)Getty Images

 まさかの大失速にロシアフィギュア界の識者もショックの色を隠せない。

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 2月17日、北京五輪はフィギュアスケート女子シングルフリースケーティング(FS)を実施。ドーピング騒動の渦中にいるカミラ・ワリエワ(ロシアオリンピック委員会=ROC)が、持ち味のジャンプでことごとく精彩を欠き、141・93点の合計224・09点で4位で競技を終えた。

 演技後には周囲の重圧からか涙する姿も見られたワリエワ。これに対して、1994年リレハンメル五輪のアイスダンス銀メダリストであり、コーチ兼振付師として活躍するアレクサンドル・ズーリン氏は、「惨事、悲劇としか言いようがない」と感想を述べたという。ロシアメディア『sport24.ru』が報じている。
 
 さらにズーリン氏は「IOC(国際オリンピック委員会)とWADA(世界アンチドーピング機関)がカミラを潰し、フィギュアスケート界のスターを排除した」ともコメント。「それ以外の言葉はない」と続け、「あんなカミラは見たことがない。まるで別人のようだった」と印象を語った。

 一方、金メダルに輝いたアンナ・シェルバコワ、銀メダルのアレクサンドラ・トゥルソワには祝福のメッセージ。「もちろん、アーニャの金メダルはとてもうれしいし、祝福している。サーシャも素晴らしかったし、4回転ジャンプ5本で圧巻の滑りを見せてくれた」とそれぞれの内容を振り返っている。

 なんとも後味が悪いまま終わった今回の女子フィギュア。金メダル最有力として注目を浴びていただけに、ワリエワが作ってしまった波紋はまだまだ広がっていきそうだ。

構成●THE DIGEST編集部

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