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格闘技・プロレス

女子プロレス界の底上げへ! ウナギ・サヤカは「調子に乗って何が悪い」とマーベラスMariaと激闘【スターダム】

THE DIGEST編集部

2022.03.12

Mariaとの激闘を繰り広げたウナギ。敗れたものの、マーベラスへの参戦を示唆した。(C)THE DIGEST

Mariaとの激闘を繰り広げたウナギ。敗れたものの、マーベラスへの参戦を示唆した。(C)THE DIGEST

 3月11日、ブシロード傘下の女子プロレス団体「スターダム」が、品川インターシティホールで新ブランド『NEW BLOOD 1』を開催した。

 この『NEW BLOOD』はスターダムだけじゃなく、他団体の若手選手にも門戸を開放し、女子プロレス界の活性化と選手の底上げを狙った新たな企画だ。今大会には、マーベラス、ワールド女子プロレスディアナ、我闘雲舞、JUST TAP OUTが参戦。若手選手がフレッシュかつ激闘を繰り広げた。

 今大会のなかで、今後に繋がるような遺恨がいくつか生まれた。とりわけ試合前から「マーベラスに乗り込む」とSNSで発信していたウナギ・サヤカとマーベラスのMariaは激しくやり合った。ここにスターダムには初登場となった、長与千種と彩羽匠の“隠し球”宝山愛が食い込んで、試合は予想を上回る好勝負に。

 最後は宝山がウナギを場外で捕まえている間に、Mariaが得意の飛びつき卍固めから、まりあんぬ(変型の腕固め)を月山に極める。これで月山がたまらずギブアップ。マーベラスが勝利を収めている。
 
 試合後、マイクを持ったMariaは「おいおいおい、ウナギさんよ、ツイッターでさんざん言葉だけ噛みついてきてましたけど、アンタの後輩ちゃんの指導、練習、もっとやった方がいいんじゃないですか? そんなんで、よくマーベラスに乗り込むとか言ってくれるよね。調子乗ってるなよ」と挑発。これにウナギは「調子に乗って何が悪い? プロレスラーってさ、夢と希望と愛がいっぱいある生き物なんだよ。小さくなんかまとまるかよ」と呼応。そして「おい、Maria。今日でオマエは勝ったと思うなよ。私は必ず、オマエのところの大将を引きずり出してやる」とマーベラスの大将である彩羽との対戦を示唆した。

 バックステージでもMariaは、「散々ツイッターでガブガブ噛みついていたウナギさん…不味そうと思ってたけど、ちょっと美味しそうかも。乗り込んで来るの楽しみにしてます」と笑みを浮かべると、宝山は「スターダム初参戦させていただいたんですけど、月山和香選手、まだまだ物足りない。これだけじゃ足りない。次は徹底的に叩きのめします。そしてフューチャー(・オブ・スターダム)のベルトも狙いにいきます!」と力強く継続参戦を表明。今大会を観戦した彩羽も「刺激をもらった。Maria&宝山が頼もしかった」と合格点を出しており、マーベラスにとって収穫のある大会になったようだ。

 なお、スターダム関係者は「この大会に出ることで知名度を上げて、各団体に持ち帰っていただきたい。また『NEW BLOOD』で活躍した他団体の選手が、スターダムのビッグマッチにオファーすることもあり得る」としており、今大会も「知名度を上げてもらうため」YouTubeの無料ライブ配信し、同時視聴1.7万人を記録。今後、スターダムに限らず参戦する他団体の若い選手にとって魅力的な大会になっていくだろう。

◆スターダム◆
『NEW BLOOD 1』
2022年3月11日
東京・品川インターシティホール
観衆 416人(超満員札止め)
▼コズミックエンジェルス vs マーベラス(15分1本勝負)
ウナギ・サヤカ&●月山和香(9分49秒 まりあんぬ)Maria○&宝山愛

文●どら増田

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