その他

「バッハはアメリカの玩具だ」露スポーツ界の大物がIOC会長を辛辣批判! 米英の首脳にも噛みつく

THE DIGEST編集部

2022.03.13

反戦への熱い想いを綴ったバッハ会長。ロシア側からは予想通りの反発を受けている。(C)Getty Images

 ロシア・スポーツ界の大物が言いたい放題だ。

 現地時間3月11日、IOC(国際オリンピック連盟)は公式ホームページ上でトーマス・バッハ会長の声明を発表。ドイツ出身の68歳は、ロシア軍のウクライナ侵攻をあらためて断罪し、「苦しんでいるウクライナの人びとに寄り添い、連帯する姿勢を示すとともに、我々は平和を求める世界中の人びとと想いを共有する」とコメントした。
【PHOTO】北京五輪で輝け!冬のスポーツシーンを彩る「美女トップアスリート」たちを一挙紹介!

 さらに国際大会からの締め出しに、ロシア側から猛反発を受けているが、「政治的中立を保つべきという五輪憲章に反している、スポーツの政治化だという安っぽい議論の罠に嵌るつもりはない」と突っぱね、「政治と軍事的手段で"五輪休戦"を酷く侵害した者たちに、今回の結果を非難することなどできない」と糾弾した。

 この発言を受けて、ロシア・メディア『Sport24』の取材に応じたのが、アレクサンドル・チホノフ氏だ。現在75歳。旧ソビエト連邦時代の1960年代後半から80年代にかけて活躍したバイアスロン選手で、五輪で4度の金メダルに輝いたレジェンドだ。
 

 いまだロシアのウインタースポーツ界に強い影響力を持つチホノフ氏は、「バッハなんてアメリカの手の中にある玩具に過ぎない」とバッサリ。「なにかしらの指示がなければ行動を起こせないんだよ。実際は(チェスの)ポーンみたいなもので、欧米の嘘つきどもの言いなりだ」と手厳しい。「遅かれ早かれ、我々(ロシア)が正しいということを彼らは理解するだろう」と付け加えた。

 さらに、アメリカのジョー・バイデン大統領と英国のボリス・ジョンソン首相に対しても辛辣な言葉を浴びせた。「バイデンとジョンソンように頭に問題を抱えた、病んだ人びとから得るものなどなにもないだろ?」と続け、「ロシアが主導権を握っていればアメリカなど100%国際大会から排除するが、いまはこの状況下だ。とにかく最後まで闘い続け、訴訟に持ち込んで賠償金を掴もうじゃないか」と呼びかけた。

構成●THE DIGEST編集部

【PHOTO】夏冬五輪で輝け! 世界のスポーツシーンを彩る「美女トップアスリート」たちを厳選!