現地時間3月12日、IPC(国際パラリンピック委員会)のアンドリュー・パーソンズ会長が北京で記者会見に臨み、あらためてロシア・ベラルーシ選手団の大会からの“除外”について想いを語った。
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北京パラリンピックを目前に控え、IPCは両国代表団の中立的な立場での出場をいったんは容認した。しかし、開会式の前日になって事態は急変。IPCの裁定に異議を唱えてボイコットを示唆する他国の動きが活発化し、パーソンズ会長は一転して除外の決断を下したのだ。
あれから1週間が経ち、パーソンズ会長は「あの結果によって誰も幸福にはなっていないし、どんな理由にせよ、競技する機会を許さない行為は、良くもなければポジティブでもない」とコメント。そのうえで、「だが、決定の変更は避けられないものだった。政治とスポーツの混同は好ましくないが、我々には限界があり、メンバーの意見に耳を傾ける必要もあった」と振り返る。
そして、「かなりの痛みを伴う措置だったが、大会を守るために必要だった。決定に際していかなる政府の影響も受けたくはない。それでも、激震するヨーロッパの状況を鑑みて、スポーツを世界情勢から切り離すことは不可能だった」と理解を求めた。
大活躍を果たしたウクライナ代表団に対しては、「国や家族が戦禍に晒されているなかで、大会にエントリーして素晴らしい結果を残した。彼らが示した逆境への強さを私は忘れないし、最大限の敬意を表したい」と語った。
構成●THE DIGEST編集部
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あれから1週間が経ち、パーソンズ会長は「あの結果によって誰も幸福にはなっていないし、どんな理由にせよ、競技する機会を許さない行為は、良くもなければポジティブでもない」とコメント。そのうえで、「だが、決定の変更は避けられないものだった。政治とスポーツの混同は好ましくないが、我々には限界があり、メンバーの意見に耳を傾ける必要もあった」と振り返る。
そして、「かなりの痛みを伴う措置だったが、大会を守るために必要だった。決定に際していかなる政府の影響も受けたくはない。それでも、激震するヨーロッパの状況を鑑みて、スポーツを世界情勢から切り離すことは不可能だった」と理解を求めた。
大活躍を果たしたウクライナ代表団に対しては、「国や家族が戦禍に晒されているなかで、大会にエントリーして素晴らしい結果を残した。彼らが示した逆境への強さを私は忘れないし、最大限の敬意を表したい」と語った。
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