去る3月23日から始まったフィギュアスケートの世界選手権の真裏で、ロシアにて開催されたのが、「チャンネル・ワン杯」だ。ウクライナ侵攻の影響により、国際大会から除外された同国で開かれた今季最後のメジャー大会は、精鋭たちを2チームに分けた団体戦を実施した。
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とりわけ注目を集めたのは、女子シングル。世界屈指の実力派が集った同競技で、頂点に立ったのは、アンナ・シェルバコワだった。冒頭4回転フリップを綺麗に決めると、その後もミスなく高い芸術性で176・12点、総合259・02点を叩いた。世界記録を持つ15歳のカミラ・ワリエワをわずかに上回り、チームの優勝にも貢献した。
先の北京五輪でも女王となっていた彼女は、競技後に「チャンネル・ワン杯」を欠場した五輪銀メダリストのアレクサンドラ・トゥルソワとの関係性について問われると、「彼女との関係性については答えたくない。チーム内は全て上手くいってる」と記者らにキッパリと言い放った。国営通信社『RIA Novosti』などが報じている。
さらにシェルバコワは、記者らに「今回は誰とも競った意識はありません」と答えたうえで、「ただシーズン最後の試合だと理解し、お客さんやファンが楽しめるように感動を与えたいと思っていました」とも明言した。
ドーピングや年齢引き上げ問題、さらに世界選手権の真裏での実施など様々な話題が世間を賑わせた同大会。そのなかでもシェルバコワは常にファンを楽しませる気持ちを持っていたようだ。
構成●THE DIGEST編集部
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さらにシェルバコワは、記者らに「今回は誰とも競った意識はありません」と答えたうえで、「ただシーズン最後の試合だと理解し、お客さんやファンが楽しめるように感動を与えたいと思っていました」とも明言した。
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