現地時間4月13日、ウクライナ・バイアスロン連盟のヴォロジーミル・ブリンザク会長が突然の辞意を表明。来月18日に行なわれる会長選に出馬せず、24年間の長きに及んだ会長キャリアに終止符を打つ決断を下した。
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ウクライナ・オリンピック委員会の重鎮でもあった65歳に対しては、にわかに国内で非難が集中していた。ロシア軍のウクライナ侵攻作戦が始まってまもなく、女子バイアスロンのウクライナ代表選手で、ロシア出身の帰化選手であるエカテリーナ・ベフとオクサナ・モスカレンコ両選手の"国外退避"を手助けした疑いがかけられていたのだ。2選手はウクライナからハンガリーを経由して、ロシアに難を逃れたとされている。
ロシア・メディア『Metaratings』によると、釈明に追われたブリンザク氏は「彼女たちがロシアに到着したのは、軍事作戦が始まる前だった」と語ったが、複数の証言からそれが虚偽であることが判明したという。
バイアスロン代表チームの主将を務めるドミトロ・ピドルチニは「なんて大嘘つきだ! 明らかに彼のガイドによってなされたことだ」と糾弾し、「彼女たちは侵略が始まってからもスタンスを明確にしていなかった。いずれにせよ代表チームからの追放は免れなかっただろう」と怒りを滲ませた。ピドルチニは現在、故郷テルノピリの防衛にあたるウクライナ国家警備隊の職務に従事している。
ウクライナにはロシアから国籍変更したアスリートが多く、先月には女子フィギュアスケートのアナスタシア・シャボトワも代表チームから追放処分を受けた。アスリートであっても侵攻作戦に対する立場を明確にしない場合は、「支持」とみなされる傾向が強い。サッカー・ウクライナ代表のレジェンドであるアナトリー・ティモシュク氏はロシアに滞在しながら沈黙を続けたことで、国民から大バッシングを受けている。
構成●THE DIGEST編集部
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バイアスロン代表チームの主将を務めるドミトロ・ピドルチニは「なんて大嘘つきだ! 明らかに彼のガイドによってなされたことだ」と糾弾し、「彼女たちは侵略が始まってからもスタンスを明確にしていなかった。いずれにせよ代表チームからの追放は免れなかっただろう」と怒りを滲ませた。ピドルチニは現在、故郷テルノピリの防衛にあたるウクライナ国家警備隊の職務に従事している。
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