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格闘技・プロレス

初参戦のMIRAIがシンデレラ・トーナメント初戴冠の快挙! 「自分が魂を込めて、白いベルトをもらいます」と堂々宣言

THE DIGEST編集部

2022.04.30

春の激闘を制したMIRAI。その表情は充実感に満ち溢れていた。写真:徳原隆元

春の激闘を制したMIRAI。その表情は充実感に満ち溢れていた。写真:徳原隆元

 4月29日、ブシロード傘下の女子プロレス団体「スターダム」は、『シンデレラ・トーナメント2022』の優勝決定戦を大田区総合体育館で開催。この日に行なわれたトーナメント準決勝で葉月を破ったコグマと、古巣DDMのなつぽいとの元同門対決を制していたMIRAIが大会制覇を懸けて決勝に臨んだ。

 試合は、お互いの持ち味である力比べから幕を開ける。コグマはハイスピードな展開を仕掛けていくが、渾身のダイビング・ボディプレスはMIRAIに迎撃されてしまう。

 ここを勝機と見たMIRAIは必殺のミラマーレを狙うが、ここはカウントは1で逃げられてしまう。しかし、一気呵成に攻め込んだMIRAIはラリアットでコグマを1回転させると、旋回式の変型バックフリップからミラマーレ・ショックが決めてカウント3を奪取した。

 初出場にして、春の最強決定トーナメントを制したMIRAI。メインイベント終了後には、ネイビーのドレスを着て再登場し、ロッシー小川EPからトロフィーを贈られた。

 そこでマイクを持ったMIRAIは、「『シンデレラ・トーナメント2022』、このMIRAIが初出場、初優勝して、シンデレラになりました!」と叫ぶと、「自分、3年間プロレスやって来たんですけど、これがはじめての勲章というか、何かを手に入れた瞬間が今です!」と、素直に喜んだ。

「楽しいこと、辛いことあったけど、いままで悔しい天井ばかり見ていたので、今日は違う景色でうれしかったし、こうして立っているのは、支えてくださる皆さんのおかげだと思ってます。本当にありがとうございます」

 そう感謝を口にしたMIRAIは、「優勝した自分からお願いというか、優勝した自分からひとつ、赤いベルト…にはまだ時間がかかるのかなと思うので、自分は白いベルトに挑戦したいと思います」と宣言した。

 続けざまに「5月5日、福岡国際センター(チャンピオン上谷沙弥に舞華が挑戦)で勝った方と次の大田区(5.28)でいかがでしょうか? そのときは自分が魂を込めて、白いベルトをもらいます」とも語り、優勝特典でもある“タイトル挑戦権”を白いベルトこと、ワンダー・オブ・スターダム王座に狙いを定めた。

◆スターダム◆
「シンデレラ・トーナメント2022」
2022年4月29日
東京・大田区総合体育館
▼「シンデレラ・トーナメント2022」優勝決定戦(時間無制限1本勝負)
●コグマ(11分45秒 片エビ硬め)MIRAI○
※ミラマーレ・ショック
※MIRAIが初優勝

文●どら増田

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