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格闘技・プロレス

「息をのむような展開だった」井上尚弥の圧巻勝利に世界も驚き!バトラーとのバンタム級王座決定戦も「難しいことではない」

THE DIGEST編集部

2022.06.08

第1ラウンドからダウンを奪うなど圧倒的な試合運びをした井上。(C)AP/AFLO

第1ラウンドからダウンを奪うなど圧倒的な試合運びをした井上。(C)AP/AFLO

 日本が誇る“モンスター”の実力を世界に見せつけた。

 6月7日、ボクシングWBA&IBF世界バンタム級統一王者の井上尚弥(大橋)は、WBC同級王者ノニト・ドネア(フィリピン)と2年7か月ぶりに再戦。井上が2回1分24秒TKOでドネアを下し、23戦全勝(20KO)とし、日本人初の3団体統一チャンピオンに君臨した。

 世界5階級制覇の英雄に対し、井上は果敢に攻めた。第1ラウンド終盤、右のクロスカウンターが命中し、ダウンを奪うと、その勢いのまま第2ラウンド序盤には左フックが炸裂。ひるむ相手に怒涛の攻撃をたたみかけ、一気に試合を決めた。
 
 この一方的なファイトで世界を驚かせた井上。ボクシングのポッドキャスト番組『Fight Disciples』の司会者アダム・カットラル氏は、「前半戦でイノウエが勝つと予想していたとはいえ、息をのむような展開だった!彼は完璧だ」と賛辞を贈った。

 また米放送局『FOX Sports』のプロデューサーであるマーク・オルテガ氏は、「イノウエがポール・バトラーとバンタム級王座決定戦をやることは難しいことではないと誰もが認める」とコメントしている。

 試合後に「年内にバンタム級統一が叶うならバンタム級でやり続けます。でも、何らかの理由で叶わないならスーパーバンタム級で新たな闘いをする」と見据えた29歳のチャンピオン。モンスターのさらなる挑戦から目が離せない。

構成●THE DIGEST編集部

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