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【F1】角田裕毅、アゼルバイジャンGPで昨季の“成功”の再現に気合十分! 専門メディアも「サプライズの可能性あり」と期待

THE DIGEST編集部

2022.06.09

今週末のアゼルバイジャンGPに臨む角田。昨季に続くポイント獲得なるか。(C) Getty Images

 F1は今週末に第8戦のアゼルバイジャン・グランプリが行なわれるが、アルファタウリの角田裕毅が昨季は7位入賞という好成績を挙げた市街地レースに向けて、意気込みを語っている。
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 2週間前のモナコGPでは、予選でQ3進出はならず、またQ1で自身のガードレールへの接触が赤旗を誘発し、チームメイトのピエール・ガスリーが時間切れで最終アタックができずに敗退する遠因となった他、さらに決勝では11番手から順位を下げ続け、終盤のミスで最後尾に落ちて17位でレースを終えたが、角田はチームの公式サイトを通して、改めて失意の週末を振り返った。

「フリー走行(FP)では、2台ともに全てのセッションで安定してトップ10入りしていたので(角田はFPが11番手、FP2は10番手、FP3は11番手)、ともにQ3進出という高い期待を持っていましたが、残念ながら今季で最もみすぼらしい予選となってしまいました」

「Q1では、個人的にはなぜあんな小さなアクシデントで赤旗が出たのか不可解ですが、あれがピエール(・ガスリー)のパフォーマンスに影響を与え、状況を悪化させてしまいました。大事なのは、予選でクラッシュしてはいけないということです。時折、助けとなる雨も、良い方向に作用しませんでした。次こそは!」

 このようにネガティブな言葉が並んだが、角田は「レースが終わってから、ファクトリーで多くの時間を過ごし、モナコで何が起こったのかを分析するために、何度かミーティングを行ないました」と、すぐに改善に努めたことを明かし、アゼルバイジャンGPでの雪辱を誓っている。

「我々は、昨季とても力強いレースを展開できたバクーに向かいます。予選では8番手に入り、レースでもラスト1周(終盤の赤旗によって最終周でレース再開となった)で2つ順位を落とすまでは5番手につけていました」と良い記憶を残す市街地サーキットについて、彼は以下のように印象を明かした。

「バクーのコースについては、欠点や嫌いなところはあまりありません。特にセクター2で古い建物を通り過ぎていくところは楽しいです。長いストレート以外にも、追い抜きのチャンスがたくさんあるコースなので、だいたい気に入っています」
 
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「モナコで起こったことを繰り返してはいけない」と角田。