格闘技・プロレス

井上尚弥を“最高のパンチャーたらしめる”理由とは? 米名トレーナーがドネア戦を絶賛「魂を奪うフィニッシャーだ」

THE DIGEST編集部

2022.06.13

ドネアに文字通りの圧勝を飾った井上。その堂々たる試合内容に米名トレーナーが称賛を送っている。(C)AP/AFLO

 圧倒的な"モンスター"の活躍に米名トレーナーも賛辞を惜しまない。

【動画】ドネアを渾身の左フックで撃破! 井上尚弥のKOシーンをチェック

 去る6月7日、さいたまスーパーアリーナ開催のWBAスーパー&WBC&IBF世界バンタム級王座統一戦でノニト・ドネア(フィリピン)と対戦し、2回1分24秒TKO勝ちを収めた井上尚弥(大橋)。日本人初の世界3団体王者に輝いたが、その戦いぶりは、いまだボクシング界で衝撃を広げている。

 今回のパフォーマンスに「やはりモンスターはモンスターだった」と称賛コメントを残しているのが、ボクシング界屈指の著名トレーナーとして知られるスティーブン・エドワーズ氏だ。米専門メディア『Boxing Scene』のQ&A企画に登場し、読者の質問に回答した。
 
「ブレットマン」の異名を持ち、これまでも数多の選手育成に携わってきた同氏は、「いつも言っているが、もし彼がウェルター級ならPFP1位だろう」とコメント。「ただ、彼の対戦相手が知られていないために、評判を落としている。私の中では世界トップ3に入るファイターだ」と続け、今回のドネア戦を次のように分析した。

「イノウエはキレがあって若く、コンパクトなパンチで反応速度も速い。彼には驚くばかりだ。ノニトが好調で乗りに乗っていたのはわかる。第1ラウンドでいいパンチも放っていた。ただ、イノウエの集中力、そしてパワーショットで的を射抜く能力は稀有なもの。彼は魂を奪うフィニッシャーだ。本当に感動したよ」

 そして「モンスターのパワーは信じられない。私が思うに、安定して最高のショットを頭やボディに打ち込める能力が、彼をボクシング界最高のパンチャーたらしめている理由なんだ」とエドワーズ氏から絶賛された井上。かねてより目標として掲げてきた4団体統一など、今後の展開からも目が離せない。

構成●THE DIGEST編集部

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