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格闘技・プロレス

事件勃発! なつぽいがDDMからコズエンへ。裏切られたジュリアも「今日からあんたは敵。徹底的にやる」と決別宣言

THE DIGEST編集部

2022.07.10

共闘していく覚悟を口にしたなつぽい。そんな彼女を抱きしたたむ、自らのユニットに快く引き入れた。(C)スターダム

共闘していく覚悟を口にしたなつぽい。そんな彼女を抱きしたたむ、自らのユニットに快く引き入れた。(C)スターダム

 7月9日、ブシロード傘下の女子プロレス団体「スターダム」は、ビッグマッチ『STARDOM MidSummer Champions 2022~真夏の王者たち~』東京・立川ステージガーデン大会を開催。第5試合では、コズミック・エンジェルズ(コズエン)とドンナ・デル・モンド(DDM)による全面対抗戦イリミネーションマッチが行なわれた。

 この試合は、シングル2番勝負でドロドロのやり合いを展開していた中野たむとなつぽいの最終決着戦と位置づけられたはずなのだが、衝撃的な結末が待っていた。

 試合は、“主役”となった二人が激しくやり合うなか、それをサポートしようと、両ユニットが全力でサポート。最後はたむとジュリア、そしてなつぽいの3人が残り、エプロンでの攻防にとなる。

 一人残されて、後がないたむは二人にエルボーを叩き込むが、ジュリアが抗戦。しかし、ここでなつぽいがジュリアにトラースキックを炸裂。さらに「たむッ!」と叫び、ジュリアを羽交締めにすると、今度はたむがトラースキックを放ち、その流れでなつぽいが投げっぱなしジャーマンを決めてジュリアをリングから落とす。そして、最後はなつぽいも自ら場外へ降りたため、たむの1人残りでコズエンが勝利を収めた。

 まさかの裏切りに騒然とする場内。しかし、場外のDDM勢を見下ろしたなつぽいは「たむちゃん。私はやりたいことが出来た。私はDDMのマスコットでもペットでもない! もっと上に行く。コズエンでスターダムに革命を起こす! これが私の覚悟だよ」と堂々と宣言。
 
 すると、リングに戻ったジュリアは「なるぼどねぇ。ふ~ん。なつぽいさぁ、たむの悪口めちゃくちゃ言ってたじゃん。それがなつぽいの覚悟ね。つい最近までDDM今後どうするとか色んな話沢山した事は全部ウソだったんだね。そんな薄っぺらい女だとは思わなかったよ。まあでも分かった。なつぽい、可愛いペットだったけど、今日からあんたは敵。徹底的にやってやるよ!」と決別を宣言した。

 スターダム参戦時からDDMでタッグを組んでいたひめかは声を震わせながら「誰よりも仲間想いでどんな時も優しくて真っ直ぐななつぽいが大好きだったし尊敬してた。一度もペットとかマスコットキャラクターとか思ったことはなくて、大切な仲間だと思ってた。最近自分勝手な行動とか自己中な発言とかあったけどここまでとはね。私の大切な仲間を裏切った事絶対に許さないから!」と自分の思いを吐き出す。

 これにも泣きながら「バイぽい」というなつぽいに舞華は「なんでオマエが悲しそうな顔するわけ? お前やってる事と言ってる事、矛盾してるんじゃない? なつぽいは最後までいい子ちゃんで終わりたかったんだね!」と疑問を呈す。さらにテクラも詰め寄るが、最後は無言のままジュリアが制して、DDMは引きあげた。

 ドロドロの激闘の末に勢力を拡大したコズエン。一方でDDMは朱里の独立に伴ってMIRAIも離脱しており、なつぽいで3人目の離脱者となる。逆にコズエンから桜井を引き抜いていたジュリアは「去る者は追わず、来る者は拒まず」の姿勢をバックステージでも貫き、「5人でこれから頑張りましょう」と前を向いた。いずれにしても、これで両ユニットの遺恨が深まっていくのは間違いない。

文●どら増田

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