毎年、豪華なメンバーが顔を揃えることから”夏のスーパーG2”として注目を集める札幌記念(G2、札幌・芝2000メートル)が、8月21日に行なわれる。
【動画】ソダシがG1レース3勝目を飾った“ヴィクトリアマイル”での走りをチェック!
今年は、G1レース3勝のソダシ(牝4歳/栗東・須貝尚介厩舎)と、函館記念(G3、函館・芝2000メートル)を7番人気で制してファンを驚かせたハヤヤッコ(牡6歳/美浦・国枝栄厩舎)、2頭の白毛馬の直接対決が実現するため、とくに注目度がヒートアップしている。では他の有力馬も含めて、今大会の構図を探っていこう。
やはり人気の中心となるのは実績上位のソダシだ。
昨年の札幌記念では、のちにブリーダーズカップ・フィリーズ&メア・ターフ(G1、デルマー・芝2200メートル)を制するラヴズオンリーユー(引退)など、牡牝のG1ホース3頭をなで斬りにして優勝。あらためて潜在能力の高さを印象付けた。
今年はフェブラリーステークス(G1、東京・ダート1600メートル)を3着したのちに、再び芝戦線に復帰。ヴィクトリアマイル(G1、東京・芝1600メートル)で2着のファインルージュ(牝4歳/美浦・木村哲也厩舎)を2馬身突き放し、1分32秒3の好時計で三つ目のG1タイトルを手に入れた。
桜花賞(G1、阪神・芝1600メートル)を1分31秒1で制するスピードと、フェブラリーステークスでも上位争いを演じるだけのパワーも兼備。それは、洋芝の札幌・函館コースで3戦3勝という実績からも分かるだろう。ここは無理に逆らわず、本命、もしくは軸馬と評価するのが順当ではないか。
対するもう1頭の白毛、ハヤヤッコが函館記念を制したのは、雨で馬場状態が「重」となり、走破タイムが2分03秒6という、かなりタフなコンディションだった。それが有利に働いた面は否めない。
ご存じのとおり、ハヤヤッコはダートを主戦場としてきた馬で、函館記念はデビュー2戦目である2歳8月の未勝利戦(新潟・芝1800メートル)以来、二度目だった。今年3月の日経賞(G2、中山・芝2500メートル)で5着に好走してはいるが、これも馬場状態は「稍重」とパワーを要するコンディションだった。
地力を無視するわけにはいかないが、天気予報から馬場は「良」になる可能性が高い札幌記念では、穴馬の評価に留めたい。
【動画】ソダシがG1レース3勝目を飾った“ヴィクトリアマイル”での走りをチェック!
今年は、G1レース3勝のソダシ(牝4歳/栗東・須貝尚介厩舎)と、函館記念(G3、函館・芝2000メートル)を7番人気で制してファンを驚かせたハヤヤッコ(牡6歳/美浦・国枝栄厩舎)、2頭の白毛馬の直接対決が実現するため、とくに注目度がヒートアップしている。では他の有力馬も含めて、今大会の構図を探っていこう。
やはり人気の中心となるのは実績上位のソダシだ。
昨年の札幌記念では、のちにブリーダーズカップ・フィリーズ&メア・ターフ(G1、デルマー・芝2200メートル)を制するラヴズオンリーユー(引退)など、牡牝のG1ホース3頭をなで斬りにして優勝。あらためて潜在能力の高さを印象付けた。
今年はフェブラリーステークス(G1、東京・ダート1600メートル)を3着したのちに、再び芝戦線に復帰。ヴィクトリアマイル(G1、東京・芝1600メートル)で2着のファインルージュ(牝4歳/美浦・木村哲也厩舎)を2馬身突き放し、1分32秒3の好時計で三つ目のG1タイトルを手に入れた。
桜花賞(G1、阪神・芝1600メートル)を1分31秒1で制するスピードと、フェブラリーステークスでも上位争いを演じるだけのパワーも兼備。それは、洋芝の札幌・函館コースで3戦3勝という実績からも分かるだろう。ここは無理に逆らわず、本命、もしくは軸馬と評価するのが順当ではないか。
対するもう1頭の白毛、ハヤヤッコが函館記念を制したのは、雨で馬場状態が「重」となり、走破タイムが2分03秒6という、かなりタフなコンディションだった。それが有利に働いた面は否めない。
ご存じのとおり、ハヤヤッコはダートを主戦場としてきた馬で、函館記念はデビュー2戦目である2歳8月の未勝利戦(新潟・芝1800メートル)以来、二度目だった。今年3月の日経賞(G2、中山・芝2500メートル)で5着に好走してはいるが、これも馬場状態は「稍重」とパワーを要するコンディションだった。
地力を無視するわけにはいかないが、天気予報から馬場は「良」になる可能性が高い札幌記念では、穴馬の評価に留めたい。