2022年F1世界選手権が1か月間のサマーブレイクを経て再開。8月26日にはベルギー・グランプリのフリー走行(FP)1、2回目が行なわれた。
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アルファタウリの角田裕毅は、FP1では最多タイの17周を走行してベストタイムは全体8番手となる1分48秒310、続くはFP2では16周回で13番手となる1分47秒658を計測している。
初日を終えた角田は、チーム公式サイトを通して、「OKな1日でした。コンディションは素晴らしいとは言えませんでしたが、我々は多くのデータを収集できました。一部のセクションだけで雨が降るという典型的なスパウェザーで、とてもトリッキーでしたが、それでも好きなコースであり、とても楽しむことができた1日でした」とポジティブに振り返り、以下のように続けた。
「サマーブレイクの後、車に戻れただけでも素晴らしいことですが、ドラビングを楽しみ、リズムも取り戻すことができました。FP2では良い前進を遂げることができましたが、それでもまだ十分ではありません。予選やレースに向けて大幅に改善するためには、まだ取り組むべき面が多くあることは承知しています」
こう語って2日目以降に向けて気を引き締め直した22歳の日本人ドライバーについて、チームはSNSで「力強い週末のスタート」「FP2の前半では安定した速さ」と賛辞を贈ったが、こちらも「週末(予選、レース)に向けてやるべきことは多々ある」と指摘することを忘れていない。一方、アルファタウリのチーフ・レースエンジニアであるジョナサン・エドルスは、以下のようにコメントを残している。
「ユウキの車では、空力面のテストと、今回新たに持ち込んだ新しいリヤウイングの評価の見極めに集中した。続くFP2での目的は、アンダーステアで制限されていたバランスの改善だった。我々は良い進歩を見せたが、まだやるべき作業は多い」
なおアルファタウリはこの日、リザーブドライバーのリアム・ローソンがFP1でピエール・ガスリーに代わってステアリングを握り、FP2ではガスリーが19周を走行して角田に次ぐ14番手のタイム(1分47秒782)を計測している。
イタリアの自動車専門メディア『MOTORIONLINE』は「ツノダとガスリーは、13、14番手に終わった。2人のドライバーは今日、明らかに結果に満足しておらず、現時点では難しいと思われる予選Q3進出を果たすため、チームとともにハードワークに励む」と報じ、今後のセッションでも厳しい戦いを強いられると予想した。
フランスのF1専門サイト『Motorsport NEXTGEN- AUTO.com』も「ユウキは危険なコンディションの中で走行し、FP2ではアルファタウリの進歩を確認したものの、それは十分なものではなかった」と、ドライバーがまだ満足していないことに言及している。
角田については、多くのメディアがその去就に注目しており、英国のモータースポーツ専門サイト『THE RACE』は「シーズン後半戦の堅実なスタートは、彼の契約延長を保証する」と指摘している。その意味で、ベルギーGPは重要な舞台とされているが、結果を出すためには自身だけでなく、車が高いパフォーマンスを発揮することが不可欠であり、満足のいく最適のパッケージングを実現できるかが要注目である。
構成●THE DIGEST編集部
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初日を終えた角田は、チーム公式サイトを通して、「OKな1日でした。コンディションは素晴らしいとは言えませんでしたが、我々は多くのデータを収集できました。一部のセクションだけで雨が降るという典型的なスパウェザーで、とてもトリッキーでしたが、それでも好きなコースであり、とても楽しむことができた1日でした」とポジティブに振り返り、以下のように続けた。
「サマーブレイクの後、車に戻れただけでも素晴らしいことですが、ドラビングを楽しみ、リズムも取り戻すことができました。FP2では良い前進を遂げることができましたが、それでもまだ十分ではありません。予選やレースに向けて大幅に改善するためには、まだ取り組むべき面が多くあることは承知しています」
こう語って2日目以降に向けて気を引き締め直した22歳の日本人ドライバーについて、チームはSNSで「力強い週末のスタート」「FP2の前半では安定した速さ」と賛辞を贈ったが、こちらも「週末(予選、レース)に向けてやるべきことは多々ある」と指摘することを忘れていない。一方、アルファタウリのチーフ・レースエンジニアであるジョナサン・エドルスは、以下のようにコメントを残している。
「ユウキの車では、空力面のテストと、今回新たに持ち込んだ新しいリヤウイングの評価の見極めに集中した。続くFP2での目的は、アンダーステアで制限されていたバランスの改善だった。我々は良い進歩を見せたが、まだやるべき作業は多い」
なおアルファタウリはこの日、リザーブドライバーのリアム・ローソンがFP1でピエール・ガスリーに代わってステアリングを握り、FP2ではガスリーが19周を走行して角田に次ぐ14番手のタイム(1分47秒782)を計測している。
イタリアの自動車専門メディア『MOTORIONLINE』は「ツノダとガスリーは、13、14番手に終わった。2人のドライバーは今日、明らかに結果に満足しておらず、現時点では難しいと思われる予選Q3進出を果たすため、チームとともにハードワークに励む」と報じ、今後のセッションでも厳しい戦いを強いられると予想した。
フランスのF1専門サイト『Motorsport NEXTGEN- AUTO.com』も「ユウキは危険なコンディションの中で走行し、FP2ではアルファタウリの進歩を確認したものの、それは十分なものではなかった」と、ドライバーがまだ満足していないことに言及している。
角田については、多くのメディアがその去就に注目しており、英国のモータースポーツ専門サイト『THE RACE』は「シーズン後半戦の堅実なスタートは、彼の契約延長を保証する」と指摘している。その意味で、ベルギーGPは重要な舞台とされているが、結果を出すためには自身だけでなく、車が高いパフォーマンスを発揮することが不可欠であり、満足のいく最適のパッケージングを実現できるかが要注目である。
構成●THE DIGEST編集部
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