憧れの舞台・全日本への顔ぶれが揃った。
11月5日、群馬県・ALSOKぐんまアイスアリーナで行なわれたフィギュアスケートの東日本選手権女子フリーは、本田真凜がフリー96.63点、ショートとの合計148.97点で6位となり、今大会の成績上位7名に与えられる全日本選手権(12月21日~25日)の出場権を確定した。これで本田は同大会の連続出場を「8」に伸ばした。
【PHOTO】表現力豊かなスケートで観客を魅了する本田真凜の厳選フォトギャラリー
シニア女子の優勝は、18歳の江川マリア。ショート首位で迎えたフリーは114.15点。青木祐奈に次ぐ2位だったが、合計175.46点で逃げ切り、悲願の全日本選手権初出場を決めた。2位には青木、3位には佐藤伊吹が表彰台に立った。
本田は10月2日の東京選手権フリーではワインカラーの衣装だったが、この日は白い衣装で登場した。「私の中で『ムーラン・ルージュ』のイメージは白だったので、いい衣装を着させてもらって良かったです」と語り、全日本切符が懸かった勝負のフリーに挑んだ。
冒頭は3つのコンビネーションジャンプにする予定が、2回転ループの単独になってしまう。だが本田は「ここからもう1回スタートだ」と気持ちを切り替え、3回転トウループ+2回転トウループ、3回転サルコウ、3回転トウループと課題だったジャンプを次々降りて立て直した。
演技後半もジャンプでミスが出てしまった本田だが、スピン・ステップではレベルを落とさず、持ち前の表現力でカバーした。前日のショート後には「何回出ても、自分の中で(全日本選手権は)特別な試合。今年も絶対に出たい」と意気込んでいた本田。得点が発表されると、全日本進出が決まる2位以上となり、ほっと胸をなでおろした。
本田は8年連続の全日本出場が決まり「靴を履いている時から足が震えているのを感じていた。今回は通過を一番の目標にしてきた」と安堵した。「自分で掴んだ全日本の舞台。今年も楽しんで演技ができたらいいので、今からすごく楽しみです。ここ数年は「やった~!」と思える演技ができていないので、そろそろいい演技がしたいのは自分が一番思っているので、精一杯自分ができることを試合で出し切れるように、メンタル面でも、それ以外でも強くなりたいです」と晴れ舞台で最高の演技を誓った。
ショートトップで迎えた江川マリアは、最終滑走で登場。質の高い演技が光った。
冒頭の3回転ルッツ+2回転トウループで流れを作ると、3回転フリップ、ダブルアクセル+3回転トウループ+2回転トウループの3連続ジャンプをしっかり決め、勢いに乗った。演技後半の3回転ルッツは惜しくも転倒し、続く3回転ループの予定がシングルになってしまうなど課題も見えたが、切れのあるジャンプと優雅なステップで演技をまとめた。得点はフリートップとはならず、本人も「悔しい内容」と振り返ったが、ショートでの貯金を生かし初優勝。念願の全日本切符を初めて掴み取った。
江川は「見えてくる景色も全く違うものになると思うので、まだその舞台は一度も目にしていなくて、新しいものを見る感じでワクワクしています。いい演技をしたら会場全体が盛り上がって、スタンディングオベーションが起こるような、いつも何かドラマがある舞台。自分がそういうドラマの主人公になれたらいいなって思っています」と初の大舞台に胸を躍らせた。
今大会を終え、憧れの舞台に進むことを許された精鋭たちは、ここから更に鍛錬を重ねていく。大舞台で、彼女らはどんな氷上バトルを繰り広げるのだろうか。悔いのない“生涯最高の演技”を期待したい。
取材・文●湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)
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11月5日、群馬県・ALSOKぐんまアイスアリーナで行なわれたフィギュアスケートの東日本選手権女子フリーは、本田真凜がフリー96.63点、ショートとの合計148.97点で6位となり、今大会の成績上位7名に与えられる全日本選手権(12月21日~25日)の出場権を確定した。これで本田は同大会の連続出場を「8」に伸ばした。
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シニア女子の優勝は、18歳の江川マリア。ショート首位で迎えたフリーは114.15点。青木祐奈に次ぐ2位だったが、合計175.46点で逃げ切り、悲願の全日本選手権初出場を決めた。2位には青木、3位には佐藤伊吹が表彰台に立った。
本田は10月2日の東京選手権フリーではワインカラーの衣装だったが、この日は白い衣装で登場した。「私の中で『ムーラン・ルージュ』のイメージは白だったので、いい衣装を着させてもらって良かったです」と語り、全日本切符が懸かった勝負のフリーに挑んだ。
冒頭は3つのコンビネーションジャンプにする予定が、2回転ループの単独になってしまう。だが本田は「ここからもう1回スタートだ」と気持ちを切り替え、3回転トウループ+2回転トウループ、3回転サルコウ、3回転トウループと課題だったジャンプを次々降りて立て直した。
演技後半もジャンプでミスが出てしまった本田だが、スピン・ステップではレベルを落とさず、持ち前の表現力でカバーした。前日のショート後には「何回出ても、自分の中で(全日本選手権は)特別な試合。今年も絶対に出たい」と意気込んでいた本田。得点が発表されると、全日本進出が決まる2位以上となり、ほっと胸をなでおろした。
本田は8年連続の全日本出場が決まり「靴を履いている時から足が震えているのを感じていた。今回は通過を一番の目標にしてきた」と安堵した。「自分で掴んだ全日本の舞台。今年も楽しんで演技ができたらいいので、今からすごく楽しみです。ここ数年は「やった~!」と思える演技ができていないので、そろそろいい演技がしたいのは自分が一番思っているので、精一杯自分ができることを試合で出し切れるように、メンタル面でも、それ以外でも強くなりたいです」と晴れ舞台で最高の演技を誓った。
ショートトップで迎えた江川マリアは、最終滑走で登場。質の高い演技が光った。
冒頭の3回転ルッツ+2回転トウループで流れを作ると、3回転フリップ、ダブルアクセル+3回転トウループ+2回転トウループの3連続ジャンプをしっかり決め、勢いに乗った。演技後半の3回転ルッツは惜しくも転倒し、続く3回転ループの予定がシングルになってしまうなど課題も見えたが、切れのあるジャンプと優雅なステップで演技をまとめた。得点はフリートップとはならず、本人も「悔しい内容」と振り返ったが、ショートでの貯金を生かし初優勝。念願の全日本切符を初めて掴み取った。
江川は「見えてくる景色も全く違うものになると思うので、まだその舞台は一度も目にしていなくて、新しいものを見る感じでワクワクしています。いい演技をしたら会場全体が盛り上がって、スタンディングオベーションが起こるような、いつも何かドラマがある舞台。自分がそういうドラマの主人公になれたらいいなって思っています」と初の大舞台に胸を躍らせた。
今大会を終え、憧れの舞台に進むことを許された精鋭たちは、ここから更に鍛錬を重ねていく。大舞台で、彼女らはどんな氷上バトルを繰り広げるのだろうか。悔いのない“生涯最高の演技”を期待したい。
取材・文●湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)
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