言葉は必要ない。そう言えるほど、このファミリーの絆は固い。
【画像】島田高志郎、ランビエールら"チーム・シャンペリー"の激熱抱擁をチェック
フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第4戦イギリス大会の男子フリーが現地時間11月12日に行なわれ、日本の佐藤駿がショート4位から巻き返し3位で表彰台に立った。これで日本男子はGPシリーズ4大会連続で表彰台に登り、日本フィギュアの層の厚さを見せている。他の日本勢では、今季GP2戦目の島田高志郎が表彰台まであと一歩の4位。シニア1年目の壺井達也は5位と健闘した。
この男子フリーの舞台裏では、結果だけでなくスケートファン感涙の場面があった。ショート3位だったデニス・バシリエフス(ラトビア)がフリーで会心の演技を披露。得点は171.55点で、合計254.56点。この瞬間、ラトビア史上初のGPシリーズ表彰台が確定した。ミックスゾーンで喜ぶバシリエフスの元へ、島田が駆け付け快挙を祝福。現地記者らが集うなかで、二人は互いの健闘を称え合い、記念撮影に仲良く応じた。
島田とバシリエフスは、2005・06年世界選手権金メダル、2006年トリノオリンピック銀メダルなどに輝いたステファン・ランビエール氏に師事しており、スイスで一緒に練習しているチームメイト。世界王者の宇野昌磨も同氏から指導を受けており、スイス・シャンペリーを拠点にしていることから、ランビエール氏主宰の"チーム・シャンペリー"と言われ、二人は日頃から切磋琢磨する間柄だ。
男子フリー後、海外フィギュアスケート専門メディア『Golden Skate』の公式ツイッターは、「言葉は必要ない!」と題した写真3枚を投稿した。身近な仲間だからこそ、結果がよほど嬉しかったのだろう。島田とバシリエフスが肩を組んで笑顔で収まる写真には、「シャンペリー仲間」「デニス、コウシロウ。おめでとう!」「エモい」「なんてハッピーなチームなんだ!」「泣き出してしまう」など、海外スケートファンから感嘆の声が続出している。
また、ランビエール氏は2位のバシリエフスだけでなく、惜しくも表彰台を逃した島田を廊下でギュッと抱きしめ、健闘を称えていた。フィギュアスケートのあらゆる情報を発信する専門サイト『AbsoluteSkating』は、ツイッターに「この家族はハグが強い」と、島田とランビエール氏の熱い抱擁写真を投稿した。
二人の絆の強さが十分伝わる写真に「力強いハグを交わすファミリー」「ステファンは最高のコーチだ」「二人の想いが凄く伝わって来る…」と、こちらも称賛の声が上がっている。
熱い絆を垣間見せた"チーム・シャンペリー"。次戦のGPシリーズは、いよいよ日本に戦いの舞台を移す。"チーム・シャンペリー"からは、カナダ大会で貫録の優勝を飾った宇野がシリーズ2戦目を迎える。宇野は結果次第では、12月のグランプリファイナル(イタリア・トリノ)進出が決まる。
NHK杯でランビエール氏は、宇野にどんな言葉をかけて送り出すのだろうか。札幌の地で火花散る、熱い氷上バトルを楽しみに待ちたい。
構成●THE DIGEST編集部
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フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第4戦イギリス大会の男子フリーが現地時間11月12日に行なわれ、日本の佐藤駿がショート4位から巻き返し3位で表彰台に立った。これで日本男子はGPシリーズ4大会連続で表彰台に登り、日本フィギュアの層の厚さを見せている。他の日本勢では、今季GP2戦目の島田高志郎が表彰台まであと一歩の4位。シニア1年目の壺井達也は5位と健闘した。
この男子フリーの舞台裏では、結果だけでなくスケートファン感涙の場面があった。ショート3位だったデニス・バシリエフス(ラトビア)がフリーで会心の演技を披露。得点は171.55点で、合計254.56点。この瞬間、ラトビア史上初のGPシリーズ表彰台が確定した。ミックスゾーンで喜ぶバシリエフスの元へ、島田が駆け付け快挙を祝福。現地記者らが集うなかで、二人は互いの健闘を称え合い、記念撮影に仲良く応じた。
島田とバシリエフスは、2005・06年世界選手権金メダル、2006年トリノオリンピック銀メダルなどに輝いたステファン・ランビエール氏に師事しており、スイスで一緒に練習しているチームメイト。世界王者の宇野昌磨も同氏から指導を受けており、スイス・シャンペリーを拠点にしていることから、ランビエール氏主宰の"チーム・シャンペリー"と言われ、二人は日頃から切磋琢磨する間柄だ。
男子フリー後、海外フィギュアスケート専門メディア『Golden Skate』の公式ツイッターは、「言葉は必要ない!」と題した写真3枚を投稿した。身近な仲間だからこそ、結果がよほど嬉しかったのだろう。島田とバシリエフスが肩を組んで笑顔で収まる写真には、「シャンペリー仲間」「デニス、コウシロウ。おめでとう!」「エモい」「なんてハッピーなチームなんだ!」「泣き出してしまう」など、海外スケートファンから感嘆の声が続出している。
また、ランビエール氏は2位のバシリエフスだけでなく、惜しくも表彰台を逃した島田を廊下でギュッと抱きしめ、健闘を称えていた。フィギュアスケートのあらゆる情報を発信する専門サイト『AbsoluteSkating』は、ツイッターに「この家族はハグが強い」と、島田とランビエール氏の熱い抱擁写真を投稿した。
二人の絆の強さが十分伝わる写真に「力強いハグを交わすファミリー」「ステファンは最高のコーチだ」「二人の想いが凄く伝わって来る…」と、こちらも称賛の声が上がっている。
熱い絆を垣間見せた"チーム・シャンペリー"。次戦のGPシリーズは、いよいよ日本に戦いの舞台を移す。"チーム・シャンペリー"からは、カナダ大会で貫録の優勝を飾った宇野がシリーズ2戦目を迎える。宇野は結果次第では、12月のグランプリファイナル(イタリア・トリノ)進出が決まる。
NHK杯でランビエール氏は、宇野にどんな言葉をかけて送り出すのだろうか。札幌の地で火花散る、熱い氷上バトルを楽しみに待ちたい。
構成●THE DIGEST編集部
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