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三原舞依の歓喜ガッツポーズにISU公式「お祝いの時間」と賛辞!「本当に幸せ」GP初制覇に感極まる

THE DIGEST編集部

2022.11.15

悲願のGPシリーズ初優勝を飾った三原。演技後にはショート同様、ガッツポーズが飛び出した。(C)Getty Images

悲願のGPシリーズ初優勝を飾った三原。演技後にはショート同様、ガッツポーズが飛び出した。(C)Getty Images

 フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第4戦イギリス大会の女子フリーが現地13日に行なわれ、日本の三原舞依が自身初のGPシリーズ初優勝を飾った。
【動画】「お祝いの時間!」ISU公式も褒め称えた三原舞依の渾身ガッツポーズ&感謝を綴ったインスタをチェック

 今大会の日本女子は、三原ただ一人の参戦だった。ショート首位発進で迎えた三原は最終滑走で登場。フリー『恋は魔術師』は浅田真央もかつて使用したプログラム。“かっこいい女性“を目指し、作品の世界観を感情豊かに表現した。

 ジャンプは冒頭のダブルアクセルでリズムを掴むと、2本目の3回転ルッツ+3回転トウループは各ジャッジから高い評価がつき、スピンは全て最高評価のレベル4を獲得。後半3つのコンビネーションジャンプもしっかり決め、ラストの3回転ループもなんとか着氷。悲願のタイトル獲得を目指す、三原の意地が垣間見えた。

 演技後は両手で力強くガッツポーズが飛び出し、氷上を小走りして“マイスマイル”が全開。得点はフリー145.20点、ショートとの合計217.43点で2位のイザボー・レビト(アメリカ)を1.69点かわし、表彰台の頂点が確定。2016-17シーズンのGPシリーズ初参戦から10戦目、悲願の優勝を自力で掴んだ。

 三原の初優勝に、国際スケート連盟(ISU)公式ツイッターは「お祝いの時間!マイ、今を楽しんでね!」とフリー直後の歓喜のガッツポーズを動画で投稿。フィギュアスケートを長年取材する米国の名物記者ジャッキー・ウォン氏はISUの動画をリツイートし、三原の優勝を称えている。

 フィギュアスケート専門メディア『Golden Skate』は、三原の記者会見の写真を投稿。正面でハートマークを作った三原は「私は本当に、本当に幸せです。なぜなら、何度も4位だったので、今は1位になり、本当に、本当に幸せです!」と同メディアに喜びを伝えた。
 
 現地13日には、ISU公式ニュースサイトに英国大会の寸評記事が掲載。三原の初優勝を称賛する内容だった。

「日本のマイ・ミハラは、これまで何度も表彰台を逃してきたが、シェフィールドでISUグランプリ初の金メダルを獲得した。2016年に同シリーズに参加して以来、(三原は)2位=1回、3位=1回、4位=7回という記録を持ち、シェフィールドの氷上で全てを出し切った」

「ミハラは、3回転ルッツと3回転トウループのコンビネーションを含む4つのクリーンな3回転ジャンプを披露し、情熱的な演技に仕上げた。自己ベストは僅かに届かなかったが、合計217.43点で優勝を飾った」

 三原は、「何度も4位になったことがあるので、今は本当に嬉しいです。表彰台には上がれないと思っていたのですが、コーチが『メダルは取れるよ』『上位に入れるよ』と言ってくれたんです。信じられませんでした。この場にいて金メダルを達成できて、本当に嬉しいです」と初優勝の喜びを語っている。

 そして14日、三原は所属するシスメックスのスケートチーム公式インスタグラムに激闘を終えた英国大会の想いを綴った。

「GPイギリス大会、無事終了致しました。現地から、そしてライブ配信から応援してくださった皆様、本当にありがとうございます。たくさんの方々のサポートや応援のおかげで最後まで滑り切ることができ、心からの感謝の思いでいっぱいです。数日後にフィンランド大会が待っているので、今回見つけた課題を改善できるように頑張ります」

構成●THE DIGEST編集部

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