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格闘技・プロレス

「舐めたらタダじゃおかない!」長与千種がキレた。大会後に険しい表情を浮かべ続けた理由とは?「怒りが爆発したら大変」【マーベラス】

THE DIGEST編集部

2022.12.05

険しい表情を浮かべながらも、質問に応じてくれた千種。彼女の怒りが爆発寸前になった理由は何なのか。(C)どら増田

険しい表情を浮かべながらも、質問に応じてくれた千種。彼女の怒りが爆発寸前になった理由は何なのか。(C)どら増田

 12月4日、女子プロレスのレジェンド長与千種が代表を務めるプロレス団体「マーベラス」が、後楽園ホールでの『マーベラス後楽園大会』を開催。この日のメインは彩羽匠が鎖骨骨折により返上したAAAWシングル王座決定1DAYトーナメント。その前のオープニングマッチとして、8.8後楽園大会で実現できなかった長与千種&川畑梨瑚と堀田祐美子&Mariaの伝承マッチも実現した。

 試合前には「私たちは露払いだから」「入場して立っているだけでいい」と言いつつ「第1試合が裏メイン。第1試合が良ければメインもいい」とも話していた千種だったが、ダイナマイトギャルズらOGたちが試合前に大相撲の懸賞金のようにスポンサー名が書かれた掛け軸を持ってリングを回るなか、まず堀田とこの試合をリクエストしたMariaが気合い満点で入場した。

 千種と川畑は『フライングゲット』に乗って現れステージでダンスを披露すると、曲はクラッシュギャルズのテーマ曲『ローリングソバット』に切り替わる。この大会は声出しが認められていたため、千種が煽る形で、「チグサ」「アスカ」の交互コールが約37年の時を経て後楽園ホールに響き渡った。

 これだけで感慨に浸れるのが、長与千種の魔力である。試合はMariaの間接地獄に千種は、セコンドの「無理するな」の言葉を素直に聞き入れてギブアップ負け。ニールキックを打ち込むなど見せ場は作ったが、やはり負けたのは悔しいのか、今度は堀田とのタッグで、Maria&川畑と対峙する方向も打ち明けた。

 ここまでは和やかだった。だが、千種はトーナメント中盤になると、明らかに顔つきが変わる。これは最近では見られない表情だ。

 配信の解説では平然を装っていたが、トーナメント決勝前に設けられたインターバルで控室に戻る際には表情はさらに険しくなる。
 
 この千種の“異変”に気づいた私は、写真撮影会を終えた本人を直撃。すると「このモヤモヤした感じは久しぶりだよね」と切り出し、「私を舐めたらタダじゃおかない。最近、丸くなったとか言われるけど、私はまだまだ丸くなってないから。怒りが爆発したら大変なことになるよ!」と、どうやらトーナメントの内容に不満があったようだ。

 ただ、この怒る姿を見た時、正直安心感を覚えたのも事実である。昨年に選手が大量離脱した時でさえここまで怒った表情は見られなかった。しかし、長与千種という人間は怒りを糧にして成長を続けて来た過去がある。

 立野紀代との全日本選手権、デビル雅美とのオールパシフィック選手権、東京ドームのレジー・ベネット戦…そして現在はプロデューサーとして、弟子の彩羽匠とともに闘い続けているのだ。

 ベテラン選手が「最近の選手がチコさんに接するのを見ると…」という声も聞かれるが、千種の“炎の聖書”はまだまだ燃え続けているだけに、知らない世代や千種の性格を知らない他団体が舐めてかかると危険である。

◆マーベラス◆
『マーベラス後楽園大会』
2022年12月4日
東京・後楽園ホール
▼タッグマッチ(15分1本勝負)
●長与千種&川畑梨瑚(9分18秒 腕ひしぎ三角締め)堀田祐美子&Maria○

取材・文●どら増田

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