2022年のスポーツ界で印象的な出来事を『THE DIGEST』のヒット記事で振り返る当企画。今回は、北京五輪のマスコット・キャラクターであるビンドゥンドゥンを取り上げる。かわいい見た目もあいまって、五輪開幕前から人気が沸騰。関連グッズも飛ぶように売れた”ゆるキャラ”が、ある選手に声を掛けたことから「正体に幻滅した」などの声が集まり批判が殺到した。
記事初掲載:2022年2月12日
【PHOTO】北京五輪で輝け!冬のスポーツシーンを彩る「美女トップアスリート」たちを一挙紹介!
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日夜、トップアスリートたちによる熱戦が繰り広げられている北京五輪。そのウインタースポーツの祭典を彩っているのが、今大会のマスコットであるビンドゥンドゥンだ。
宇宙飛行士のスーツを模した氷の“シェル”を纏っているパンダのビンドゥンドゥンは、愛らしい見た目もあいまって開催前から人気が沸騰。中国国内では関連グッズが飛ぶように売れ、一部では偽物品も登場。高値での転売や“売ります詐欺”など、人気に乗じた犯罪が問題にもなっている。
もはや社会現象的な存在となっている。だが、その人気に影を落としかねないアクシデントが起きてしまった。米放送局『CNN』によれば、今月8日に中国国営放送『CCTV』が公開した女子フリースタイルスキーの楊碩瑞へのインタビュー映像で、インタビュアーとなったビンドゥンドゥンの声が中年男性だったために、「幻滅の反応が広がっている」というのだ。
同メディアは、ビンドゥンドゥンの“正体”が公になり、中国版ツイッター『ウェイボー』で、「もうあの声が常に脳裏をよぎる」「なんで喋ったの? ずっとかわいいパンダのままでいてよ」「正直言ってショックすぎる」といった嘆きの声が噴出したと報道。そのうえで、ウェイボー上では「ビンドゥンドゥンが喋った」など関連するハッシュタグの停止が行なわれたと伝えている。
また、中国国内でも悲観される騒動に対して同メディアは、「北京オリンピック委員会はIOCと契約を締結した際に、ビンドゥンドゥンが話すことは禁じていたはずだった」としたうえで、一大フィーバーへの懸念を記した。
「愛くるしいパンダであるビンドゥンドゥンは、その衝撃的な声を披露するまでは、中国国民の羨望の的だった。しかし、今回の件で人気ぶりも大きな打撃を受けてしまうかもしれない。誰もがあの声は聞きたくなかったはずだ」
いったいなぜ声を発してしまったのか……。すでに問題の動画は削除されているものの、批判の広まり方を見る限り、北京五輪委員会にとって痛恨の出来事となるかもしれない。
構成●THE DIGEST編集部
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【関連記事】段ボールベッドが槍玉に…北京五輪との“比較”で東京五輪金メダリストが「寝心地の悪さを思い出した」と吐露!
【関連記事】「非常に厳しいものだ」バブル内の“食事情”に米記者から不満も。東京大会は「少なくともデリバリーできた」
記事初掲載:2022年2月12日
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日夜、トップアスリートたちによる熱戦が繰り広げられている北京五輪。そのウインタースポーツの祭典を彩っているのが、今大会のマスコットであるビンドゥンドゥンだ。
宇宙飛行士のスーツを模した氷の“シェル”を纏っているパンダのビンドゥンドゥンは、愛らしい見た目もあいまって開催前から人気が沸騰。中国国内では関連グッズが飛ぶように売れ、一部では偽物品も登場。高値での転売や“売ります詐欺”など、人気に乗じた犯罪が問題にもなっている。
もはや社会現象的な存在となっている。だが、その人気に影を落としかねないアクシデントが起きてしまった。米放送局『CNN』によれば、今月8日に中国国営放送『CCTV』が公開した女子フリースタイルスキーの楊碩瑞へのインタビュー映像で、インタビュアーとなったビンドゥンドゥンの声が中年男性だったために、「幻滅の反応が広がっている」というのだ。
同メディアは、ビンドゥンドゥンの“正体”が公になり、中国版ツイッター『ウェイボー』で、「もうあの声が常に脳裏をよぎる」「なんで喋ったの? ずっとかわいいパンダのままでいてよ」「正直言ってショックすぎる」といった嘆きの声が噴出したと報道。そのうえで、ウェイボー上では「ビンドゥンドゥンが喋った」など関連するハッシュタグの停止が行なわれたと伝えている。
また、中国国内でも悲観される騒動に対して同メディアは、「北京オリンピック委員会はIOCと契約を締結した際に、ビンドゥンドゥンが話すことは禁じていたはずだった」としたうえで、一大フィーバーへの懸念を記した。
「愛くるしいパンダであるビンドゥンドゥンは、その衝撃的な声を披露するまでは、中国国民の羨望の的だった。しかし、今回の件で人気ぶりも大きな打撃を受けてしまうかもしれない。誰もがあの声は聞きたくなかったはずだ」
いったいなぜ声を発してしまったのか……。すでに問題の動画は削除されているものの、批判の広まり方を見る限り、北京五輪委員会にとって痛恨の出来事となるかもしれない。
構成●THE DIGEST編集部
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