スノーボードのワールドカップ(W杯)開幕戦が、アメリカのコッパ―マウンテンで開催。現地時間12月16日に行なわれた男子ハーフパイプ決勝では、スコッティ・ジェームス(オーストラリア)が99.00点をマークし、優勝を飾った。
北京五輪銀メダリストの実力者は、2本目にスイッチ・マックツイスト・ジャパンから、キャブダブルコーク1440、フロントサイド1080、キャブ900、最後にスイッチバックサイド・ダブルコーク1260と、全てダイナミックに完璧なコントロールで成功させた。
【動画】「完璧だ」とFISも絶賛!ジェームスが披露した99.00点の試技をチェック
このジェームスの圧巻演技には6人の審査員全員が99.00点を提示し、文句なしでトップに立った。FIS公式サイトによれば、3度五輪王者に輝いたショーン・ホワイトが100点満点を叩き出して以来の大記録で、「2本目で99.00点というほぼ聞いたことがないスコアを獲得し、信じられないキャリアを築いている」と称賛。そして公式Twitterでは同試技とともに「完璧だ」「まさに伝説的だ」と評している。
試合後にジェームスは、「間違いなくこれまでで最高得点だ。スイッチ・マックツイストはかなり力を入れて練習した」とほほ笑んだ。そして「魂を取り戻したような気がすると言うしかないね」とコメントし、「ここ最近の技の進歩が早く、その一旦を担えて幸せ。ただもう少しクリエイティブな技を加えたいと思う」と今後に向けた課題を口にした。
W杯の2戦目は来年1月21日にスイスのラアで行なわれる予定だ。快調なスタートダッシュを決めた28歳に注目だ。
構成●THE DIGEST編集部
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