専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
フィギュア

「私はまだやれる」26歳を迎えたトゥクタミシェワが露メディアに激白!「フィギュアを続ける理由」についても言及

THE DIGEST編集部

2022.12.19

17日に26歳の誕生日を迎えたトゥクタミシェワ。10代の若手と現在もトップレベルで争っている。 (C)Getty Images

17日に26歳の誕生日を迎えたトゥクタミシェワ。10代の若手と現在もトップレベルで争っている。 (C)Getty Images

 フィギュアスケート女子シングルのエリザベータ・トゥクタミシェワ(ロシア)が今月17日に26歳の誕生日を迎えた。現地17日、ロシアフィギュアスケート連盟のオフィシャルホームページにリーザ(トゥクタミシェワの愛称)が登場し、独占インタビュー記事が掲載された。
【画像】「美人の渋滞」トゥクタミシェワが公開した女神たちをチェック

 記事のなかには、今季のフリースケーティングのプログラムや注目ポイント、キャリアを長く続けるモチベーションやチームメイトの存在について語っている。

「(今季のフリープログラム)イーグル・クルトイ作曲の『孤独』は、これまで日本のような東洋をテーマにしたプログラムとは、全く違うものでした。期待されていないこと、見たことがないことに自分が挑戦するのは面白いし、それが評価されたのはとても良かったと思います。新しいイメージを具現化し、巻き起こすことができる。そのイメージは本当に身近なものであることを、みんなに知ってもらえたと思います」

 今季シニア12年目を迎えるトゥクタミシェワ。長いキャリアによって演技の質に磨きがかかり、高い精度を誇るトリプルアクセルや4回転ジャンプの習得も目指している。今季も4回転ジャンプを武器とする10代の若いスケーターたちと未だトップレベルで争う実力をキープしている。

 しかも、26歳という年齢は近年10代後半から20代前半で競技を退くロシアスケーターのなかでは、より“異彩”を放っていると言える。彼女は「自分のなかに眠っている可能性、もっとこうしたいという思い、それを実現したいのです。あとで後悔しないためにね」と述べている。
 
 ロシア国内ではリーザ(女帝)という愛称で人気を集めるトゥクタミシェワだが、その人気は国内だけに留まらない。今季GPファイナルを初優勝した日本の三原舞依は彼女を“憧れ”のスケーターだと尊敬しており、国内外の現役スケーターらにも多大な影響を与えている。

 現役を長く続けるモチベーションについて、トゥクタミシェワは「まだやれる気がする」と語り、それはコーチを含めたチームメイトの存在が大きいと語っている。

「コーチやチームなどの周囲の環境も大きな役割を担っています。なんといっても、とてもいいチームですからね。チームの存在は、私がフィギュアスケートというスポーツを続ける理由の一つでもあります。アレクセイ・ミーシンコーチ、チームメイト、私の身体能力。これら全てが一体となって、このように現役を長く続けていける結果をもたらしたのです」

 最後に5年後、10年後の自分はどうなっているのか、という質問には「なんだろう」と悩みながらも、「18歳の時は26歳になったら変わっているだろうと思っていましたが、時間が経っても、少なくとも肉体的には変わっていません。それはいいことだと思います。氷の役割もあるのでしょう。『リフティング効果』は永久ですね」と笑いながら答える。

「自分に自信があり、フィギュアスケート以外のことでも成功していて、スポーツ以外のこともできるし、それが得意だという意識が明確になっていることが大事だと思う」

 26歳を迎えたトゥクタミシェワは、現地20日から25日に開催されるロシア選手権(クラスノヤルスク)に出場する。通算15回目の出場でカミラ・ワリエワ(16)やアレクサンドラ・トゥルソワ(18)、ソフィア・アカチエワ(15)ら10代の4回転ジャンパーと国内ナンバー1を争う。

 女帝の戦いは、これからも続く――。

構成●THE DIGEST編集部

【関連記事】10代の“4回転ジャンパー”を抑えて露制覇! トゥクタミシェワを国内メディアも絶賛「伝説だ!」

【関連記事】大好きなトゥクタミシェワからの“エール”に三原舞依が応える!GP初Vを支えた世界女王に感謝「とても光栄です」

【関連記事】「最高のプロフェッショナル」元五輪王者が異例の長期キャリアを歩むトゥクタミシェワを大絶賛!「若手は彼女を手本にするべき」
NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号