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格闘技・プロレス

「あいつにチャンスはない」「俺が王者だ!」フューリー対ワイルダーの“世紀の再戦”が実現! 早くも激しい舌戦を展開

THE DIGEST編集部

2019.11.29

フューリー(左)とワイルダー(右)。現在のヘビー級を代表するスター同士が再びリングで激突する。 (C) Getty Images

フューリー(左)とワイルダー(右)。現在のヘビー級を代表するスター同士が再びリングで激突する。 (C) Getty Images

 文字通りの“ビッグ・リマッチ”が実現した。

 現地時間11月27日、WBC世界ヘビー級王者デオンテイ・ワイルダー(アメリカ)と元3団体統一王者のタイソン・フューリー(イギリス)の再戦が来年2月22日に行なわれることが正式に決定した。

 ヘビー級でも屈指の人気と実力を誇る二人は、2018年12月にロサンゼルスで対戦。互いに打ち合いながら、最終12ラウンドまでもつれ込む激闘の末に1-1のドロー決着となっていた。

 試合後も完全決着を望むファンの声は根強く上がり続け、この度、因縁の再戦が実現した格好だ。注目の対戦に向けては、早くもトラッシュトークが得意な両雄による“前哨戦”が繰り広げられている。

 今月23日に行なわれたWBC世界ヘビー級タイトルマッチで、同階級3位のルイス・オルティス(キューバ)を右ストレート一発で打ちのめし、7回KO勝ちを収め、自身10度目の防衛に成功していたワイルダーは、「次? フューリーとのリマッチはやりたいね」と語ったうえで、こう豪語してみせた。

「やるとしたら統一戦だ。もちろん、ワイルダーが統一王者になる。王者は1人でいい。俺に決まっているよ」
 
 さらにワイルダーは、アメリカ・メディア『MMAonSiriusXM』のインタビューで、次のようにも語っている。

「2月22日の再戦まで我慢ができないね。最初にやった時のように、俺はもう一度、フューリーを打ちのめす。そして、あいつにサヨナラを告げるつもりだ」

 ワイルダーの大胆発言にフューリーも呼応。自身のツイッターでライバルを挑発している。

「ワイルダーが俺と対戦するときはパンチを繰り出すチャンスはないよ。ノーチャンスだ。俺は試合のことよりも学校に行く方が大切なんだ」

 ヘビー級界屈指の両ファイターの戦績は圧倒的だ。現在34歳のワイルダーは42勝(41KO)1分け。かたや31歳のフューリーは29勝(20KO)1分け。ともに昨年のドロー戦以外は全勝街道を突き進んでいる。

 2000万ドル(約22億円)のファイトマネーが保証されているとも言われる“世紀の再戦”は、いかなる決着を見ることになるのだろうか。

構成●THE DIGEST編集部
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