天才ジャンパーが新年の決意を綴った。
スキージャンプ女子の高梨沙羅が1月3日、公式インスタグラムを更新し、新年の決意を記している。
【画像】「2023年も臆せずトライしていきたいと思います!」高梨沙羅の新年の決意はこちら
レッドブルの缶を口にくわえた高梨は、満面の笑みを浮かべる美しい写真を含め5枚を投稿した。全文は下記の通り。
「明けましておめでとうございます。2022年。感謝の一言では表せられない程沢山の方々の支えに助けられ、飛び続けることができました。同時に自分の無力さと与えることの難しさを感じた年でもあります」
「イメージしてアイデアを貯めてトライとエラーを繰り返しなかなか自分の思うように進めないでいるけれど、そんな中で得たものはこれからの選手としても人間としても自分の力になってくれることは間違いないようにも感じています」
「今はまだ与えられる程の力はないけれど、新しい自分に会えるのを楽しみに2023年も臆せずトライしていきたいと思います! 皆様にとっても良い年となりますように」
高梨にとって2022年は波乱に満ちた年だった。2018年平昌五輪で個人銅メダルの高梨は3度目の出場となった北京五輪で個人4位に留まり、新種目ノルディックスキー・ジャンプ混合団体戦でメダル獲得を目指した。
1回目。日本勢一番手で登場した高梨は103.0メートルを飛び、124.5点をマーク。暫定トップに立ち、会心の笑顔を見せていたが、ジャンプ後にスーツ規定違反により失格。記録なしとなり、高梨の大ジャンプは取り消された。高梨以外にも、計5選手が同違反で失格になるなど、会場は騒然となり、混合団体戦は大波乱の展開となった。
日本が通過ギリギリの8位に入って迎えた2回目。高梨は険しい表情のまま飛び出すと、K点(95メートル)超えの98.5メートル。着地と同時に、我慢できずに顔を両手で覆い、涙に暮れた。結果的に日本はメダルを逃し、高梨は責任を一人で抱え込んだ。
北京五輪後に高梨は自身のインスタグラムに規定違反で失格したことを詫びる文面を投稿し、現役引退にも含みを持たせていたが、6月17日にインスタグラムで現役続行の意向を表明。「今はまだ応援してくれている人たちの期待に応えられる自信はないけれど、まずは自分の期待に応えられるよう日々練習を重ねチームに貢献できるよう精進したい」などと心境を綴っていた。
今季の高梨は12月31日にスロベニアで行なわれたノルディックスキー・ジャンプ女子のワールドカップ第8戦で合計243.0点を叩き出し、今シーズン自己最高順位に並ぶ5位に入った。続く1月1日に行なわれたワールドカップ第9戦は日本勢トップの合計233.5点で10位につけた。
日本が誇る天才女子ジャンパーは、トライ&エラーを繰り返しながら、一歩ずつ歩みを進めるようだ。
構成●THE DIGEST編集部
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「イメージしてアイデアを貯めてトライとエラーを繰り返しなかなか自分の思うように進めないでいるけれど、そんな中で得たものはこれからの選手としても人間としても自分の力になってくれることは間違いないようにも感じています」
「今はまだ与えられる程の力はないけれど、新しい自分に会えるのを楽しみに2023年も臆せずトライしていきたいと思います! 皆様にとっても良い年となりますように」
高梨にとって2022年は波乱に満ちた年だった。2018年平昌五輪で個人銅メダルの高梨は3度目の出場となった北京五輪で個人4位に留まり、新種目ノルディックスキー・ジャンプ混合団体戦でメダル獲得を目指した。
1回目。日本勢一番手で登場した高梨は103.0メートルを飛び、124.5点をマーク。暫定トップに立ち、会心の笑顔を見せていたが、ジャンプ後にスーツ規定違反により失格。記録なしとなり、高梨の大ジャンプは取り消された。高梨以外にも、計5選手が同違反で失格になるなど、会場は騒然となり、混合団体戦は大波乱の展開となった。
日本が通過ギリギリの8位に入って迎えた2回目。高梨は険しい表情のまま飛び出すと、K点(95メートル)超えの98.5メートル。着地と同時に、我慢できずに顔を両手で覆い、涙に暮れた。結果的に日本はメダルを逃し、高梨は責任を一人で抱え込んだ。
北京五輪後に高梨は自身のインスタグラムに規定違反で失格したことを詫びる文面を投稿し、現役引退にも含みを持たせていたが、6月17日にインスタグラムで現役続行の意向を表明。「今はまだ応援してくれている人たちの期待に応えられる自信はないけれど、まずは自分の期待に応えられるよう日々練習を重ねチームに貢献できるよう精進したい」などと心境を綴っていた。
今季の高梨は12月31日にスロベニアで行なわれたノルディックスキー・ジャンプ女子のワールドカップ第8戦で合計243.0点を叩き出し、今シーズン自己最高順位に並ぶ5位に入った。続く1月1日に行なわれたワールドカップ第9戦は日本勢トップの合計233.5点で10位につけた。
日本が誇る天才女子ジャンパーは、トライ&エラーを繰り返しながら、一歩ずつ歩みを進めるようだ。
構成●THE DIGEST編集部
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