日本のエースへの処分は物議を醸した。事の発端となったのは、1月15日に開催されたノルディックスキージャンプ女子W杯13戦目・蔵王大会(ヒルサイズ102メートル、Kポイント95メートル)だ。
1本目に95メートルで11位につけていた高梨沙羅(クラレ)は、2本目も同じく95メートルを飛んだ。しかし、直後の検査でスーツ規定違反が判明。無念の失格を告げられたのである。
【北京五輪PHOTO】涙を乗り越えて驚異的な大ジャンプ!北京で全力を振り絞った高梨沙羅の雄姿をお届け
今季のスキージャンプ界は次々と“スーツ規定違反”を取られている。というのも、スーツ測定のやり方が昨季までと変わっているのだ。これまで立った状態で測定していた手法を仰向けでの測定に変更したほか、さらにレーザー機器を用いて股下の長さを正確に測るなど、より厳密になったのだ。
FIS(国際スキー連盟)のコメンテーターを務めるフリージャーナリスト、ルイス・ホルヒ氏が「今シーズンの累計失格者は、例年の2倍を記録している」と指摘するように、測定方法の変更に伴い、多くのスキーヤーは試行錯誤を繰り返している。
だが、男女歴代最多優勝記録63勝を挙げる日本のエースの失格には各国の関係者やファンも肩を落とす。男子スキージャンパーの中村直幹は自身のTwitterで「スキージャンプはF1みたいなもんだと思う」と持論を展開。さらに「ドライバー(選手)の僕たちも大事だし、マシン(スーツ)の性能も大事」と言及し、こう続けた。
「2つ合わさってやっと世界の最前線で戦えるわけだし、マシンの試行錯誤の中で失敗することもあるし、失格になることもあるやん」
スキージャンパーを悩ませるスーツ問題。まだ模索している部分もあるが、高梨の表彰台復帰を待ち望むファンは多い。
構成●THE DIGEST編集部
【関連記事】失格者が止まらない“スーツ違反”。高梨沙羅の再びの処分に欧州メディアも異論「日本勢はあまり喜べない」
【関連記事】高梨沙羅が再びスーツ規定違反で失格に。国内大会での“悪夢”に独誌も驚き「タカナシは、また前進できなかった」
【関連記事】女王クラマーもスーツ規定違反に。測定法変更で失格者続出の“異常事態”に海外記者が警鐘「6人中5人はスーツの違反」
1本目に95メートルで11位につけていた高梨沙羅(クラレ)は、2本目も同じく95メートルを飛んだ。しかし、直後の検査でスーツ規定違反が判明。無念の失格を告げられたのである。
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今季のスキージャンプ界は次々と“スーツ規定違反”を取られている。というのも、スーツ測定のやり方が昨季までと変わっているのだ。これまで立った状態で測定していた手法を仰向けでの測定に変更したほか、さらにレーザー機器を用いて股下の長さを正確に測るなど、より厳密になったのだ。
FIS(国際スキー連盟)のコメンテーターを務めるフリージャーナリスト、ルイス・ホルヒ氏が「今シーズンの累計失格者は、例年の2倍を記録している」と指摘するように、測定方法の変更に伴い、多くのスキーヤーは試行錯誤を繰り返している。
だが、男女歴代最多優勝記録63勝を挙げる日本のエースの失格には各国の関係者やファンも肩を落とす。男子スキージャンパーの中村直幹は自身のTwitterで「スキージャンプはF1みたいなもんだと思う」と持論を展開。さらに「ドライバー(選手)の僕たちも大事だし、マシン(スーツ)の性能も大事」と言及し、こう続けた。
「2つ合わさってやっと世界の最前線で戦えるわけだし、マシンの試行錯誤の中で失敗することもあるし、失格になることもあるやん」
スキージャンパーを悩ませるスーツ問題。まだ模索している部分もあるが、高梨の表彰台復帰を待ち望むファンは多い。
構成●THE DIGEST編集部
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