小林陵侑(土屋ホーム)の勢いにポーランド識者が感嘆している。
1月20~22日、ノルディックスキージャンプ男子ワールドカップ(W杯)14~16戦が、3年ぶりに札幌市大倉山ジャンプ競技場(ヒルサイズ=137メートル、K点=123メートル)で開かれ、日本のエース小林は14戦で、今季初優勝を飾った。
昨季は北京五輪で金メダルに輝いた26歳だが、今シーズンは最高成績が7位、20位以降が5回ともがき苦しんでいた。そんな彼は、ポーランド・ザコパネで行なわれた13戦目の出場を見送り、早めに帰国。日本でトレーニングを積んだ彼は、早々に実らせた。
【動画】「彼に匹敵する者はいない!」小林の“美しい飛型”をチェック
15戦目こそは3位だったが、最終日には2度目の優勝を決め、3戦連続で表彰台に上る復活ぶりを見せた。総合順位は、21位から7位と一気にジャンプアップ。これには識者も驚きの様子だ。
ポーランドの元スキーヤーで1972年と80年にはノルディック複合で五輪に出場したカジミエシュ・ドルゴポルスキ氏は、「僕はリョウユウ・コバヤシの才能に惚れている。彼の飛行姿勢は完璧なんです!」と絶賛したとポーランドのスポーツ専門メディア『WP Sportowe Fakty』が伝える。
同氏は、「飛んでいる最中や、飛び出す際に余計な動きをせずに、落ち着いている。コバヤシは軽やかにジャンプし、空中を流れるように飛ぶ」と評したうで、「飛型で彼に匹敵する者はいない」と称えた。
だが来月22日から開催される世界選手権では、「コバヤシが金メダルを獲得するとは言えない。W杯の総合ランキング上位にいるライバルにはもっとチャンスがあるからだ」と優勝を否定。それでも、美しきジャンパーにこう期待を寄せた。
「日本のエースはメダルを獲る可能性があることに一点の疑いもない。彼のジャンプを見る限り、メダルは手の届くところにある」
関係者をも魅了するジャンパーは果たして何色のメダルを手にするか。まずは、この勢いを転戦するW杯で続けてもらいたい。
構成●THE DIGEST編集部
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昨季は北京五輪で金メダルに輝いた26歳だが、今シーズンは最高成績が7位、20位以降が5回ともがき苦しんでいた。そんな彼は、ポーランド・ザコパネで行なわれた13戦目の出場を見送り、早めに帰国。日本でトレーニングを積んだ彼は、早々に実らせた。
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15戦目こそは3位だったが、最終日には2度目の優勝を決め、3戦連続で表彰台に上る復活ぶりを見せた。総合順位は、21位から7位と一気にジャンプアップ。これには識者も驚きの様子だ。
ポーランドの元スキーヤーで1972年と80年にはノルディック複合で五輪に出場したカジミエシュ・ドルゴポルスキ氏は、「僕はリョウユウ・コバヤシの才能に惚れている。彼の飛行姿勢は完璧なんです!」と絶賛したとポーランドのスポーツ専門メディア『WP Sportowe Fakty』が伝える。
同氏は、「飛んでいる最中や、飛び出す際に余計な動きをせずに、落ち着いている。コバヤシは軽やかにジャンプし、空中を流れるように飛ぶ」と評したうで、「飛型で彼に匹敵する者はいない」と称えた。
だが来月22日から開催される世界選手権では、「コバヤシが金メダルを獲得するとは言えない。W杯の総合ランキング上位にいるライバルにはもっとチャンスがあるからだ」と優勝を否定。それでも、美しきジャンパーにこう期待を寄せた。
「日本のエースはメダルを獲る可能性があることに一点の疑いもない。彼のジャンプを見る限り、メダルは手の届くところにある」
関係者をも魅了するジャンパーは果たして何色のメダルを手にするか。まずは、この勢いを転戦するW杯で続けてもらいたい。
構成●THE DIGEST編集部
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