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フィギュア

15歳が圧巻演技で全米女王に! 地元メディアがフィギュア界の新ヒロインを大絶賛「レビトは新たな五輪サイクルの幕開け」

THE DIGEST編集部

2023.01.28

フィギュアスケート全米選手権を制した15歳のレビト。地元メディアはニューヒロイン誕生に沸いた。(C)Getty Images

フィギュアスケート全米選手権を制した15歳のレビト。地元メディアはニューヒロイン誕生に沸いた。(C)Getty Images

 15歳のニューヒロインに、全米のスケートファンやメディアは賛辞を送っている。

 フィギュアスケートの全米選手権は現地時間1月27日、女子フリーが行なわれ、ショート首位の15歳イザボー・レビトがフリー149.55点、合計223.33点で初優勝を飾った。
【動画】15歳の新全米女王・レビトが見せた会心のフリー演技はこちら

 レビトは昨シーズンの世界ジュニア選手権で金メダルを獲得すると、今季シニアデビューした米国の新鋭。グランプリシリーズでは地元の開幕戦に出場すると、日本の坂本花織に次ぐ2位でいきなり表彰台に立つと、4戦目の英国大会でも2位で初のグランプリファイナルに進出。大舞台でも堂々とした演技を披露し、金メダルに輝いた三原舞依とは、フリーでわずか5.62点差の銀メダルだった。

 そして、全米ナンバー1を決める大舞台でも15歳は強心臓を見せた。冒頭の3回転ルッツ+3回転ループのコンビネーションジャンプを着氷すると、2つ目の3回転トゥループ、3つ目のダブルアクセルを着実に決め、後半もミスなく身体を大きく使った優雅な滑りで観客を魅了。演技後はガッツポーズも飛び出し、笑顔で観客のスタンディングオベーションに応えた。

 15歳の全米女王誕生に米メディアも沸いている。米国の大手放送局『NBC Sports』は「15歳にして初めて米国のフィギュアスケート界のタイトルを獲得し、新たなオリンピックサイクルの幕開けを飾る米国女子シングル代表として、その地位を確固たるものにした」と称賛。優勝が確定すると、バックステージで彼女は涙を流していたという。
 
 五輪公式サイト『Olympics.com』も2026年ミラノ・コルティナダンペッツォ五輪に向けた新星誕生に注目している。28日に配信された記事によると、「レビトは昨年の全米選手権で3位となり一躍有名になったが、今シーズンはシニアデビュー年の国際試合で輝かしい成績を飾り、2023年はさらに上を行く存在になるだろう」とニューヒロイン誕生を歓迎している。

 他にも、米国の名物フィギュアスケート記者ジャッキー・ウォン氏は「イザボー・レビトが新たな全米女王に!彼女の今季最高のスケートだった」と15歳の新女王の演技を称えている。さらに『Team USA』のツイッターに、去年10月現役を引退した米国の女子シングルスケーターのマライア・ベル氏が登場。同大会の上位4名を祝した動画に出演し、レビトらは喜びの表情を見せている。

 今シーズン、めきめきと力を付けてきた15歳は、日本女子フィギュア陣にとって、もはや軽視できない存在になっている。

構成●THE DIGEST編集部

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