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格闘技・プロレス

井上尚弥のSバンタム初戦勝利の見方が強まる? 米オッズ会社が“興味深い予想”を紹介「フルトンは初めて負ける側に」

THE DIGEST編集部

2023.02.01

バンタム級を完全統一し、スーパーバンタム級に進む井上(左)。初戦のマッチアップが囁かれるフルトン(右)は間違いない強敵となるだけに、対戦交渉の行方は世界から注目を集めている。(C)Getty Images、写真:AP/アフロ

バンタム級を完全統一し、スーパーバンタム級に進む井上(左)。初戦のマッチアップが囁かれるフルトン(右)は間違いない強敵となるだけに、対戦交渉の行方は世界から注目を集めている。(C)Getty Images、写真:AP/アフロ

 果たして、階級を上げた“モンスター”はこれまでのような強さを発揮できるのか――。スーパーバンタム級に挑む井上尚弥(大橋)への注目度が増している。
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 1月13日に横浜市内で行なわれた記者会見において、4団体統一を果たしたバンタム級の全ベルト(WBA、WBC、IBF、WBO)の返上を発表した井上は、「もう戦いたい相手がいない」と力強く断言。同時に「ここから先が本当の闘い」と語りながら、スーパーバンタム級への決意を新たにした。

 すでに新階級での“初陣”に向けた動きも話題となっている。とりわけボクシング・ファンやメディアの間で話題となっているのは、WBC、WBO世界同級王者スティーブン・フルトン(米国)との対戦。米スポーツ専門局『ESPN』が「すでに両陣営は日本開催で合意している」とすっぱ抜けば、井上が契約する米プロモート会社『Top Rank』のボブ・アラムCEOは「4月になると思う」と交渉の状況を語っており、実現に向け、確実に進んでいるのは間違いない。
 
 ゆえに両雄のマッチアップの行方に対する娯楽は尽きない。米スポーツベッティング会社『The Sports Geek』は「フルトンが敗れる方にかなりの人気が集中している」とし、現時点で井上有利の見方が強まっているとレポート。「当然ながらフルトンがプロボクシングの試合でアンダードッグ(負ける側)に位置付けられるのは今回が初めてである」と強調し、次のように期待を寄せた。

「控えめに言っても、ユーザーの予想は事実に興味深いものがある。フルトンはこれまで母国外での試合経験はない。だが、正真正銘のスーパースターになれる可能性があることを考えれば、イノウエと彼を応援する日本の観客を相手にするため、敵地に足を運ぶことに迷いはないだろう。イノウエに勝てば、パウンド・フォー・パウンドの上位リストに載り、世界最高の122ポンドファイター(スーパーバンタム級)としての地位が確立されるとアメリカ人は信じている」

 ともに無敗街道を歩んできた。そんな世界屈指のレベルにある両者が拳を交えた時、いかなる勝負となるのか。正式決定を心して待ちたい。

構成●THE DIGEST編集部

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