21戦無敗(8KO)のキャリアを誇る偉才は"怪物"との対戦が迫ろうとも、自信は揺るがない。WBC&WBO世界スーパーバンタム級王者のスティーブン・フルトン(米国)だ。
フルトンは今まさに動向が注目されている。というのも、今年1月に同級への階級上げを決意した井上尚弥(大橋)との対戦が囁かれているからだ。米スポーツ専門局『ESPN』は、「すでに両陣営が今年5月に日本で対戦することで合意している」と報道。多くのボクシング・ファンやメディアが大物同士のマッチアップを心待ちにしている。
無論、当人が巷の噂を耳にしていないはずがない。現地2月7日に米ボクシング専門YouTubeチャンネル『The Last Stand』に出演したフルトンは、「イノウエのパワーは俺にとってとくに重要ではない。俺はあいつを凌駕する」と豪語した。
井上優位の見方も少なくない。そんな逆風も吹く状況下でも確固たる自信を示せるのには理由もある。続けざまに「俺は気迫とスタイル、そして品格で勝負するつもりだ。間違いなく彼を圧倒する」と断言した。
「ファンは彼が残してきた記録を見て、パワーが重要だと考えているのだろう。だけど、イノウエが俺みたいなスタイルの選手と戦ったことがあるのか? 俺はイノウエと対戦した選手の誰もが彼を追いやろうと距離を詰めて戦い、とんでもないパンチをもらうのを見てきた。俺は違う。俺はどんなファイターにも対応できる」
自信満々に論じた28歳の米国人戦士は、最後に「俺は、ありとあらゆるボクシングスタイルを身に着けている。イノウエとの試合後は、きっと誰もが言葉を失うだろう」と稀代のハードパンチャーである井上からの圧勝を宣言した。
はたして、井上は余裕も漂わせるフルトンといかに対峙するのか。正式発表こそまだだが、合意が目前に迫っている大一番への興味は尽きない。
構成●THE DIGEST編集部
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無論、当人が巷の噂を耳にしていないはずがない。現地2月7日に米ボクシング専門YouTubeチャンネル『The Last Stand』に出演したフルトンは、「イノウエのパワーは俺にとってとくに重要ではない。俺はあいつを凌駕する」と豪語した。
井上優位の見方も少なくない。そんな逆風も吹く状況下でも確固たる自信を示せるのには理由もある。続けざまに「俺は気迫とスタイル、そして品格で勝負するつもりだ。間違いなく彼を圧倒する」と断言した。
「ファンは彼が残してきた記録を見て、パワーが重要だと考えているのだろう。だけど、イノウエが俺みたいなスタイルの選手と戦ったことがあるのか? 俺はイノウエと対戦した選手の誰もが彼を追いやろうと距離を詰めて戦い、とんでもないパンチをもらうのを見てきた。俺は違う。俺はどんなファイターにも対応できる」
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はたして、井上は余裕も漂わせるフルトンといかに対峙するのか。正式発表こそまだだが、合意が目前に迫っている大一番への興味は尽きない。
構成●THE DIGEST編集部
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