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格闘技・プロレス

「俺には刺激が必要だ」――フルトンの井上尚弥とのビッグマッチ実現へ向けた発言に米メディアも興味津々「魅力的」

THE DIGEST編集部

2023.02.18

スーパーバンタム級で2団体のベルトを保持するフルトン。彼にとってバンタム級で異彩を放ってきた井上は、自身の声価を高めるためにも格好のターゲットだ。(C)Getty Images

スーパーバンタム級で2団体のベルトを保持するフルトン。彼にとってバンタム級で異彩を放ってきた井上は、自身の声価を高めるためにも格好のターゲットだ。(C)Getty Images

 果たして、ボクシング界注目の一戦は、実現するのだろうか。

 いまだ正式発表こそないものの、対戦の可能性が報じられている前世界バンタム級4団体統一王者の井上尚弥(大橋)とWBC&WBO世界スーパーバンタム級統一王者のスティーブン・フルトン(米国)によるマッチアップだ。

 昨年末の時点で元WBA&WBCスーパーバンタム級王者ブランドン・フィゲロア(米国)との再戦が浮上していたフルトン。しかし、先月13日に井上が同級への階級上げを正式表明すると、状況は一変。米放送局『ESPN』をはじめとする複数メディアでは両陣営が今年5月の日本開催を目標とし、「対戦契約で合意した」と報じられている。

 井上との対戦に向けて、積極的な姿勢を見せているフルトン。現地時間2月7日、米ポッドキャスト番組『The Last Stand』に出演した際には、注目度が薄まったフィゲロアとの再戦交渉に関して、「(目的は)批評家たちを黙らせたかったからだ」と振り返りつつ、急浮上した井上戦について、「これがやりたかったことだ」と意欲を示した。
 
 さらに、同インタビューの中で、「俺には刺激が必要なんだ」と意気込みを強調したフルトンは、コーチと交わした会話の内容を明かし、「彼と戦うために日本へ行かなければならないと言った」ともコメント。井上との対戦実現に向け、闘志を燃やしているようで、こうした動きには、現地メディアからも熱い視線が注がれている。

 16日には、米専門サイト『Boxing Scene』が、「フルトンはまだフィゲロアとの再戦を望んでいるが、無敗のWBC&WBOスーパーバンタム級王者にとって、偉大さを追い求めるのはより魅力的だ」とレポート記事で言及。期待が高まる井上戦へ向けても、「フルトンは、フィゲロアとの再戦を約束したときより興奮していると認めている」と伝えた。

 世界中のファンが胸を高鳴らせるであろう井上とフルトンの一戦。ここまで無敵の強さを見せつけてきた日本の怪物にとっても未知なる領域だが、果たして新しいステージでは、どんな活躍が見られるだろうか。“次章”に向けて、期待は膨らみ続けるばかりだ。

構成●THE DIGEST編集部

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