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格闘技・プロレス

「イノウエと戦いたいんだ!」ネリに挑むアルメニアのベテラン戦士が井上尚弥へ闘志「恐れているのはナンセンス」

THE DIGEST編集部

2023.02.19

バンタム級で名だたる敵を打ち破ってきた井上。その存在は新階級でも注目の的となり続けている。写真:AP/アフロ

バンタム級で名だたる敵を打ち破ってきた井上。その存在は新階級でも注目の的となり続けている。写真:AP/アフロ

 当代屈指のハードパンチャーであり、“モンスター”の異名を授かる井上尚弥(大橋)は、各国の猛者たちにとって格好のターゲットとなっているようだ。
【井上尚弥PHOTO】24勝21KO無敗の最強王者!世界が恐れる"モンスター"の厳選ギャラリー

 現地2月18日に米カリフォルニア州ポモナで開催されるボクシングのWBC世界スーパーバンタム級挑戦者決定戦で、元世界2階級王者のルイス・ネリ(メキシコ)と対戦するアザト・ホバニシャン(アルメニア)が、ボクシング専門サイト『Boxing Scene』の取材で井上との対戦願望を口にした。

 ホバニシャンは、現在34歳。年齢からして最盛期は過ぎたようにも思えるが、プロキャリアの通算成績は24戦21勝(17KO)と堂々たるものだ。2018年5月のレイ・バルガス(メキシコ)戦以降は7戦負けなしで、それも6戦でKO勝利(1TKOを含む)を飾っている。「クレイジーA」という愛称も伊達ではない。

 そんなアルメニアのベテラン戦士はネリ戦に向けて「私のキャリアの中で最も重要な瞬間になる。彼に勝てば、この階級でさらに道が開けてくる」と断言。そして、次のように意気込んだ。
 
「私はタイトルを争う準備はできている。今はナオヤ・イノウエ、スティーブン・フルトン、ムロジョン・アフマダリエフと戦いたいんだ」

 さらにネリとのフェイスオフもクールにこなしたホバニシャンは、「私も何も恐れない」と凄み、「私はビッグファイトを実現するために、あらゆるプロモーターと自由に仕事ができるようになりたい」と、今後に向けた野望を続けた。

「私はネリ戦を終えたらフリーになる。もちろん、今のゴールデンボーイとの扉を閉ざすわけでもない。決してドアが閉ざされないように良い関係を維持したい。これはビジネスなんだよ。目標は私のキャリアを伸ばし、お金を稼ぐこと。ファイターが戦うことを恐れているというのは、全くナンセンスだ」

 34歳にして、ますます意気軒高といった様子のホバニシャン。はたして、彼が井上との大一番を叶える日は訪れるだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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