現地時間４月６日、いよいよ「マスターズ」が開幕する

　日本期待の松山英樹は、２季ぶりの大会制覇の期待が高まっている。今年１月のファーマーズ・インシュランス・オープンでは９位という結果を残し、久々にベスト10入りを果たすと、３月のプレーヤーズ選手権では優勝争いも演じるなど今季最高の５位でフィニッシュ。さらに４月２日まで行なわれていたバレロ・テキサス・オープンでも通算７アンダーの15位で終えている。
  　今季初のメジャー大会へ向け、確実に手応えを掴んでいることは明らか。目前となった大舞台を前にしての松山の復調ぶりを受け、海外メディアでは本命視する声も挙がっているようだ。

　米ベッティングサイト『BettingPros』では、マスターズ開幕に向け大会オッズを論じている中で、松山のこれまでのキャリアや、今大会への見通しを伝えている。

「ヒデキ・マツヤマのコースヒストリー」と銘打たれたトピックにおいて、同サイトは「マツヤマはオーガスタ・ナショナルをよく知っていると言えるだろう。この日本生まれのプロは、2021年に若手のウィル・ザラトリスを１打差で抑えて優勝している」と一昨年の結果を振り返った。

　さらに「2021年のグリーンジャケットに加え、彼はマスターズで２度のトップ10入りを果たしてきた。また、一昨年に優勝した後のアンコールとして、31歳の彼は昨年、２オーバーという成績を収めた」として、大会における過去の実績にも言及。

　また、最近の成績についても「マツヤマは現在、世界ゴルフランキングで21位と、ゴルフ界で存在感を示し続けている。先週末のバレロ・テキサス・オープンでは、終盤の追い上げでリーダーボードを駆け上がり、印象的なプレーを披露した」と評しており、その上で「もし３週間前だったら、我々はマスターズでマツヤマを支持する自信はなかった。しかし、ザ・プレイヤーズとバレロ・テキサス・オープンで素晴らしい成績を収めた彼は、今週末、魅力的なベッティングオプションになると思う」と見通しを述べた。

　加えてこれまでの実績から「この時点でオーガスタ・ナショナルを使いこなしているように見える。先週末のテキサス・オープンで勢いをつけたマツヤマは、日曜日には首位争いに加わっていることだろう」と優勝候補の一人であると強調している。

　松山への高い期待が記されている今回のトピック。その内容の通り、2021年覇者が再び歓喜を湧き起こす可能性も少なくはないはずだ。

構成●THE DIGEST編集部
【動画】松山英樹の2021年マスターズ最終日

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