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格闘技・プロレス

アフマダリエフ撃破で意気揚々!? タパレスがフルトン戦を控える井上尚弥に“挑戦状”を叩きつける!「いいか、次はお前だ!」

THE DIGEST編集部

2023.04.12

フルトン戦を控える井上(左)。そんな怪物にタパレス(右)が“挑戦状”が叩きつけた。写真:田中研治、(C)Getty Images

フルトン戦を控える井上(左)。そんな怪物にタパレス(右)が“挑戦状”が叩きつけた。写真:田中研治、(C)Getty Images

 下馬評を覆して王座戦を制したフィリピンの刺客がノリに乗っている。

 去る4月8日にアメリカ・テキサスで行なわれたボクシングのWBAスーパー&IBF世界スーパーバンタム級タイトルマッチで、挑戦者のマーロン・タパレス(フィリピン)は、王者のムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)を判定の末に撃破。新たに王座を就いたのである。

 11戦無敗を誇っていた絶対王者からのアップセットだった。決着こそ2-1という際どい判定によるものだったが、内容は一部で「アフマダリエフに票が行くのはおかしい」というジャッジに対する懐疑論が起きるほどタパレスが優位に進めた。

 ウズベキスタンの猛者を打ち破ったタパレス。当然、次に狙うは同階級に残る2本のベルトだ。ゆえに今年7月25日に控えている井上尚弥(大橋)とWBC&WBO世界スーパーバンタム級王者スティーブン・フルトン(米国)のマッチアップは31歳の新王者にとってもキャリアを占うカギとなる。
 
 実力派のアフマダリエフを飲み込んだ勢いをもってすれば、“怪物”をも飲み込めるという想いがあるのかもしれない。タパレスは現地4月9日に自陣営の面々と勝利を喜ぶ動画SNSで公開。そのなかで陽気に小躍りを披露した31歳は、大胆にも次の言葉を言ってのけるのだ。

「いいか、ナオヤ! 次はお前だ!」

 フルトン戦の決着もついていない現状を思えば、かなり挑発的な言動だと言える。これを伝えた母国紙『Phil Star』は「王者になったばかりのタパレスがパウンド・フォー・パウンド(階級を超えた最強ランキング)のスターであるナオヤ・イノウエを指名した」と報道。さらに「(井上とフルトン)どちらが勝っても、タパレスと対戦するのはもはや必然だ。しかし、タパレスの眼中にはイノウエにしかないようだ」と指摘した。

 はたして、タパレスの望み通りのマッチアップは実現するのか。今夏に横浜で実現する井上とフルトンの大一番への注目度は俄然高まっている。

構成●THE DIGEST編集部

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