卓球女子日本代表の石川佳純（全農）の引退を受け、卓球界に衝撃が広がっている。

　５月１日、石川は自身のインスタグラムを更新し、「４月のWTTチャンピオンズ・マカオ大会をもちまして現役を引退することを決めました」と23年間の競技生活から身を引く決断をした。

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　コーチやトレーナー、スポンサー、ライバル、そしてファンそれぞれに感謝を伝えた石川は、「これからまた新しいスタートとなりますが、卓球を通じて学んだチャレンジ精神を忘れずに、色々なことに挑戦していきたいと思います」と希望を記している。

　2012年ロンドン五輪から３大会連続でメダル獲得するなど日本を牽引してきた石川の決断に卓球界に激震が走ったようで、先輩、後輩問わず各方面から反響が相次いでいる。

　シングルスでは熾烈な日本代表争いを繰り広げた一方、ダブルスではペアを組んだ平野美宇（木下グループ）は、「石川さんと過ごした時間はとても楽しくて、プライベートでもやさしくしていただき、感謝の気持ちでいっぱいです！石川さんはこれからも私の憧れです！」とSNSで反応。

　また元男子代表の水谷隼氏は、「お互い共通することが多く１番の戦友です！まずはゆっくり休んでください!!カスミン卓球界に多大なる貢献、そしてたくさんの感動をありがとう」と感謝した。
  　黄金世代のひとり加藤美優（吉祥寺卓球倶楽部）や、めきめき頭角を現す長崎美柚（木下グループ）ら下の世代も、第一線を退く30歳にメッセージを送る。

加藤
「いつもかっこいい姿をありがとうございました！子供の頃からテレビで観て憧れだった石川さんとたくさん遠征に行ったり、練習したり、ご飯食べたり、本当に楽しかったです」

長崎
「小さい頃からテレビで見ていた憧れで大好きな石川さんと同じチームで練習や試合、お話できた一瞬一瞬が宝物でした。卓球面、卓球以外のことを言葉や背中でみせてくれて、沢山のことをおしえてくれてありがとうございました」

　強さを兼ね備えながら皆から愛される石川。卓球界を支えた彼女は、５月18日に引退会見を予定している。

構成●THE DIGEST編集部

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