2018年平昌五輪・女子フィギュアスケートで世界にセンセーションを巻き起こした15歳の妖精が、いまやすっかり大人の女性だ。

　現地５月18日、アリーナ・ザギトワが自身21歳の誕生日に公式インスタグラムを更新し、３枚の写真を投稿。２週間前にイメチェンした金髪をビシっと束ね、大胆な黒ドレス姿でアダルトな雰囲気を醸し出している。「もう21歳だなんて信じられない！ ついこの間20歳の誕生日を迎えたと思ったら、もう丸１年も経ったんですね」と綴り、「この短い間にもいろんなことがありました！ 今までの人生、どんな出来事にも学びがあった。本当に感謝しています」と想いを示した。

　そして、「親愛なるファンの皆さんにも心から感謝しています！ まだ誕生日を迎えてまもないのに、もうたくさんのお祝いの言葉をいただいています！ すごく嬉しい」と興奮気味に語り、「これからもプロフェッショナルに、かつクリエイティブに成長し続けることを自分に約束したい。一曲のパフォーマンスだけに自分を限定したくないのです」と意気込みを明かした。

　公式大会に出場したのは2019年12月が最後で、あれからおよそ約３年半、フィギュアスケーターとしての活躍の場はアイスショーに限定されてきた。選手本人はいまだ現役引退を正式表明していないものの、メディアやファンは事実上の引退を黙認している状況だ。
  　一方、リンク外でのマルチな活躍はとどまるところを知らない。ロシア政府直轄の大学でジャーナリズムを専攻する大学３年生にして、テレビのリアリティ番組で司会を担当するなど人気タレントとしての地位を確立。ほかにも歌手デビュー、ＤＪやボクシ¥ングにも貪欲に挑戦と多才で、７月にはイベントでフェンシングの五輪金メダリストと対決することが発表された。

　インスタグラムにTikTok、さらにはテレグラムとSNSを最大限に活用。もはや何でもありで、自由奔放な振る舞いが目立つザギトワだが、それがまた彼女らしく、世界中のファンの支持を得る所以なのだろう。

　今回の投稿に対してコメント欄には祝福のメッセージが殺到。ほかにも「惚れてしまう！」「完全無欠ボディよ」「どんどん美しくなっていくね」「ゴージャスだ」「まるでブラックスワン」「女優デビューも近いのでは？」「いつまでも天真爛漫なアリーナが好き」「これからも迷わずに！」といった声も寄せられている。

構成●THE DIGEST編集部