バレーボール

日本代表の“強固な守備”にブルガリアも白旗! 海外識者が「日本のトリデンテ」と絶賛した3トップとは?【男子バレーVNL】

佳子S.バディアーリ

2023.06.12

海外識者が日本バレーの中心として絶賛した3人。左から西田、石川、高橋藍。写真:梅月智史(THE DIGEST写真部)

 6月10日、愛知県・名古屋市(日本ガイシホール)で開催中の国際バレーボール連盟主催、『ネーションズリーグ(VNL)』男子プール2の予選ラウンド1週目で、日本代表(世界ランク7位)がブルガリア(同20位)と対戦。セットカウント3-0(25-22、25-21、26-24)のストレート勝ちで、3連勝を飾った。

 イランとセルビアに勝利して、開幕から好調な滑り出しを見せている日本。ブルガリアは世界ランクで日本より下位ではあるが、今大会で調子を上げてきているチームのひとつである。

 初戦は中国にストレート負けを喫したが、2戦目で日本と順位が近いスロベニアに1セットも与えず快勝。直近のポーランド戦で敗れはしたものの、同ランク1位をフルセットマッチへ追い込んだ。ここまでの3試合で世界ランクの順位を3つ上げており、侮れない相手だ。
 
 メンバーには、欧州のトップリーグを主戦場とする選手がずらり。なかでも、イタリア・セリエAで日本代表主将・石川祐希が所属するミラノと準決勝で激闘を繰り広げたチヴィタノーヴァの主力で、205cmのアウトサイドヒッター、19歳のアレクサンダル・ニコロフには要注意だ。2006-2007シーズンに東レ・アローズでプレーしたウラジミール・ニコロフの才能溢れる長男は、バレーボール界が最も注目する若手選手の一人である。

 Vリーグのジェイテクト・STINGSで2015-18の3シーズンと、2019-20シーズンにプレーしたマッテイ・カジースキは、この第1週で招集外。セリエAで今季、自身5度目のスクデット(優勝)と決勝戦でMVPを獲得した38歳のエースは、コンディション調整中とのことだ。
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強固な守備を誇る日本に脱帽「思うようにプレーできない」