F1第8戦を終えた段階で、アルファタウリの角田裕毅の獲得ポイントは2に止まっており、これは昨季の同時期(11ポイント)に比べて大きく劣るが、そのパフォーマンスや周囲からの評価は、昨季よりもはるかに上回っていると言えよう。
性能が明らかに劣るとされた「AT04」で開幕戦から2戦連続でポイント圏内に肉迫する11位、3戦目からはついにオーストラリア、アゼルバイジャンで10位入賞を果たし、続くマイアミでは再び10位に僅差(約1.3秒差)の11位、そして直近の2レースでは、モナコは雨でブレーキ問題が顕著となり、スペインでは終盤にジョウ・グァンユ(アルファロメオ)をコース外に押し出したとして5秒のタイムペナルティーを受けるという、不運の連続に見舞われたが、いずれも9番手を快走してポイント獲得は確実と見られていた。
シーズン開幕前には、過去2年で目立った一貫性のなさを指摘する声が多く、また経験と実績の豊富なニック・デ・フリースが新たなチームメイトとなったことでチーム内競争でも不利を予想されたものだが、課題を改善し、ここまで年上のルーキーを結果でも内容でも上回っている日本人ドライバーに対して、各国のメディアは揃って高い評価を下し続けている。
オランダ人ドライバーでコメンテーターを務めるイェロエン・ブレーケモレンは『F1 PODCAST』で、デ・フリースの今季ここまでを振り返り、モナコGPあたりからパフォーマンスが改善されてきたものの、まだシートを守り続けるには不十分であると指摘したが、ここで比較対象として角田を以下のようにポジティブに評した(英国のF1専門サイト『PLANETF1.COM』より)。
「ユウキのことを過小評価するべきではない。彼は本当に上手いドライバーだ。そして、チームとの無線を聞いても、自分の仕事に全力で取り組んでいることが分かる。スペインGPのように、まだ時々、攻撃的すぎる面が見えるものの、それでも遅すぎるよりは良いだろう。これはメカニックたちのモチベーションにもなり、さらに車も速くなっていくだろう。そして結果的に、全てが上手く機能するようになる」
チームに対して良い影響を与えていると角田を称賛したオランダ人ドライバー。一方、彼の母国のF1専門サイト『RN365』も、「今季ここまでのビッグサプライズ・トップ5」という記事で、ポジティブな意味で人々の予想を裏切ったチームやドライバーとして、アストンマーティン、ルイス・ハミルトン(メルセデス)、ジョウ・グァンユ(アルファロメオ)、アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)とともに角田を選定し、以下のように寸評を綴っている。
性能が明らかに劣るとされた「AT04」で開幕戦から2戦連続でポイント圏内に肉迫する11位、3戦目からはついにオーストラリア、アゼルバイジャンで10位入賞を果たし、続くマイアミでは再び10位に僅差(約1.3秒差)の11位、そして直近の2レースでは、モナコは雨でブレーキ問題が顕著となり、スペインでは終盤にジョウ・グァンユ(アルファロメオ)をコース外に押し出したとして5秒のタイムペナルティーを受けるという、不運の連続に見舞われたが、いずれも9番手を快走してポイント獲得は確実と見られていた。
シーズン開幕前には、過去2年で目立った一貫性のなさを指摘する声が多く、また経験と実績の豊富なニック・デ・フリースが新たなチームメイトとなったことでチーム内競争でも不利を予想されたものだが、課題を改善し、ここまで年上のルーキーを結果でも内容でも上回っている日本人ドライバーに対して、各国のメディアは揃って高い評価を下し続けている。
オランダ人ドライバーでコメンテーターを務めるイェロエン・ブレーケモレンは『F1 PODCAST』で、デ・フリースの今季ここまでを振り返り、モナコGPあたりからパフォーマンスが改善されてきたものの、まだシートを守り続けるには不十分であると指摘したが、ここで比較対象として角田を以下のようにポジティブに評した(英国のF1専門サイト『PLANETF1.COM』より)。
「ユウキのことを過小評価するべきではない。彼は本当に上手いドライバーだ。そして、チームとの無線を聞いても、自分の仕事に全力で取り組んでいることが分かる。スペインGPのように、まだ時々、攻撃的すぎる面が見えるものの、それでも遅すぎるよりは良いだろう。これはメカニックたちのモチベーションにもなり、さらに車も速くなっていくだろう。そして結果的に、全てが上手く機能するようになる」
チームに対して良い影響を与えていると角田を称賛したオランダ人ドライバー。一方、彼の母国のF1専門サイト『RN365』も、「今季ここまでのビッグサプライズ・トップ5」という記事で、ポジティブな意味で人々の予想を裏切ったチームやドライバーとして、アストンマーティン、ルイス・ハミルトン(メルセデス)、ジョウ・グァンユ(アルファロメオ)、アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)とともに角田を選定し、以下のように寸評を綴っている。