衝撃の“超絶マッチョボディ”はいかにして誕生したのか。カーリング女子日本代表でロコ・ソラーレの藤澤五月がその胸中を明かした。
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　７月22日、茨城県水戸市で開催されたボディメイクコンテスト「MOLA CUP」に、藤澤はなんとシークレットゲストとして登場。褐色の肌と鍛え上げられた鋼のような筋肉、そしてこれまた珍しいビキニ姿で舞台に立つと、どよめく会場をものともせずに堂々たるポージングを披露した。ビキニクラスで３位、オープンクラスで２位と、ボディビル大会初出場にしていきなり表彰台に立つ快挙を成し遂げたのである。

　イベント途中からネット上で特大の注目を集め、日本中を騒然とさせたが、翌23日には大会を主催するFitness World Japan（FWJ）が公式YouTubeチャンネルでハイライト動画を公開した。そのなかで藤澤は直撃インタビューを受け、赤裸々にボディビル挑戦と大会出場への想いを告白している。

　まず出場理由を問われると、「もともとスポーツをやっていて、YouTubeを観ることがすごく多くて、ボディビル系の方のYouTubeを観るのが好きでした。もともと職業柄、トレーニングするのが大好きというのもあって、YouTubeを観ていろんな方のボディメイクを観て、いつか出てみたいっていう思いがあったんです」と答えた。

　大会エントリーについては、もちろん事前にロコ・ソラーレのメンバーにも相談したという。「やっぱり（カーリングの）オフの期間しかできない。チームのほうにも若干無理を言って、『出ていい？』って聞いて、挑戦という形にさせていただきました」と笑顔で振り返った。

　競技の魅力に対しては、「やっぱりカーリングとは違う部分がたくさんあるんですけど、ボディメイクの大会は同じスポーツのなかでもエンターテインメイト性がすごく高い」と強調し、「もちろんカーリングも海外ではエンタメ性は高いんですけど、そういった部分もいいなぁと思って出場を決意しました」と語った。
  　インタビュアーから「オリンピックにも出られていますが？」と振られると、「私はド緊張系です。ド緊張もありますし、すいません、私普段ヒールを履くことがないので、こけたらみなさん笑ってください」とおどけてみせる。さらに大会前には激やせぶりをメディアで取り上げられ、健康不安説なども飛び出していたが、その質問に関しても笑顔で頷きながら、「そうなんですよねぇー、元気です！」と切り返した。

　ビキニクラスで３位に入った後には、「正直勝負事なのできることなら優勝したい気持ちはありました」と本音を覗かせつつ、「本当に楽しい大会で、私自身も楽しめました。こんな貴重な経験をさせていただいて、しかも３位という結果をいただけてすごく嬉しく思います」と続けた。気になる再チャレンジについては、「次ですか？　カーリングの現役を継続させていただいているので、いつっていうのは分からないんですけど、もしチャンスがあればという感じですね」と話すにとどめた。

　いよいよカーリングの新シーズンに向けて準備に入る藤澤。８月になればすぐさま氷上での練習を再開させ、９月には恒例のカナダ合宿に臨む予定だという。

構成●THE DIGEST編集部

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