水泳の世界一決定戦「世界水泳」の競泳は後半戦となる6日目を迎えた。男子100メートルバタフライ予選が行なわれ、チームメイトから”カツオ”の愛称で親しまれる松元克央が51秒48の全体10位で準決勝進出を決めた。
自由形が専門の松元は、今大会100メートルで予選敗退。本命種目の200メートルでは準決勝に駒を進めるも、決勝進出ラインの8位で他選手と同タイムで並び、スイムオフでの一騎打ちに臨むも0秒07差の僅差で敗れ、苦汁をなめた。
レース後は「実力の差で一歩届かなかった。残りの種目、良くするためには何をすればいいかを考えて臨みたい」と言葉少なに語り、失意のどん底だった。
そんななかで迎えたこの日、日本のカツオは専門外の種目で予選6組に登場。前半を24秒07で折り返すと、ラストは伸びのある泳ぎで2位でフィニッシュ。プールから上がった後は観客の声援に笑顔で応えた。
一方、もうひとりの日本代表で前回大会の銀メダリスト水沼尚輝は、後半伸びきれず51秒93で全体19位。まさかの予選で姿を消した。
電光掲示板で結果を確認すると、「100メートルバタフライはレベルが高い。後半上げるイメージだったが、うまくいかなかった」と敗因を分析。「若い選手たちが予選から50秒台を出していることが、世界のレベルが高い証拠だと思う」と痛感すると、今後に向けて「僕もいい刺激になった。これからの大会でしっかり自分のレース勘を取り戻して、パリ五輪につなげていきたいと強く思った」と語り、来年のオリンピック出場を見据えた。
取材・文●湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)
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レース後は「実力の差で一歩届かなかった。残りの種目、良くするためには何をすればいいかを考えて臨みたい」と言葉少なに語り、失意のどん底だった。
そんななかで迎えたこの日、日本のカツオは専門外の種目で予選6組に登場。前半を24秒07で折り返すと、ラストは伸びのある泳ぎで2位でフィニッシュ。プールから上がった後は観客の声援に笑顔で応えた。
一方、もうひとりの日本代表で前回大会の銀メダリスト水沼尚輝は、後半伸びきれず51秒93で全体19位。まさかの予選で姿を消した。
電光掲示板で結果を確認すると、「100メートルバタフライはレベルが高い。後半上げるイメージだったが、うまくいかなかった」と敗因を分析。「若い選手たちが予選から50秒台を出していることが、世界のレベルが高い証拠だと思う」と痛感すると、今後に向けて「僕もいい刺激になった。これからの大会でしっかり自分のレース勘を取り戻して、パリ五輪につなげていきたいと強く思った」と語り、来年のオリンピック出場を見据えた。
取材・文●湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)
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