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「日本人ボクサーこそが世界最高だ」マイク・タイソンが以前から激推しの井上尚弥を“PFP1位”に相応しいと断言!

THE DIGEST編集部

2023.07.29

フルトン撃破で世界中から喝采を浴びる井上。タイソン氏も迷わず“PFP1位”に推した。(C)AP/AFLO

フルトン撃破で世界中から喝采を浴びる井上。タイソン氏も迷わず“PFP1位”に推した。(C)AP/AFLO

 元WBA・WBC・IBF世界ヘビー級統一王者のマイク・タイソン氏も手放しで称賛した。

 7月25日に東京・有明アリーナで開催されたWBC・WBO世界スーパーバンタム級タイトルマッチで、井上尚弥(大橋)は無敗王者のスティーブン・フルトン(米国)に挑戦。試合巧者で鉄壁ディフェンスを誇る猛者を向こうに回して、8回に右ストレートを足がかりとした猛ラッシュからTKO勝ちを収めた。堂々の4階級制覇を成し遂げたのだ。

 現在57歳のタイソン氏は、現地7月29日に行なわれる4団体統一世界ウェルター級タイトルマッチ、テレンス・クロフォード(米国)対エロール・スペンス・ジュニア(米国)戦のビッグバウトを翌日に控えるなか、訪れた試合会場で報道陣の囲み取材に応じた。

 まず、井上対フルトン戦をテレビ観戦したかと問われると「イエス」と即答。さらに「明日戦うクロフォードとスペンスの勝者とイノウエなら、あなたはどちらがパウンド・フォー・パウンド(PFP)のウィナーに相応しいと思う?」と訊かれ、「それは日本のファイターこそが世界のベストだよ」と断言し、「あくまで俺の意見だ。俺は何者でもないけど、個人的にはそう思うな」と続けた。
 
 タイソン氏は以前から井上のパンチ力とテクニックに注目していた。およそ1年半前には自身のポッドキャストで井上のKOシーンをまとめた動画を見ながら放送禁止ワードを連発させ、「なんて奴だ!」「マニー・パッキャオより巧い」「マジで凶悪だ。簡単にやってのけるよ」と絶賛する様子が話題を呼んだ。

 ちなみにこの日のイベントでタイソン氏は、クロフォードとスペンスの間に立ってコイントス役を担った。どちらが後で入場するか、どちらが先に選手紹介されるかを決めるトスで、この勝負はクロフォードに軍配。試合の勝敗についてタイソン氏は「簡単な試合にはならないし油断大敵だが、クロフォードに分がある」と予想した。

構成●THE DIGEST編集部

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