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日本水泳連盟への“不満”が募る選手たち。五十嵐千尋の勇気ある訴えに入江陵介は「キャプテンとして選手を守りきれなかった自分が情けない」

THE DIGEST編集部

2023.08.09

日本水泳連盟に対して不満の声を挙げた五十嵐を擁護する入江。(C)Getty Images

日本水泳連盟に対して不満の声を挙げた五十嵐を擁護する入江。(C)Getty Images

 日本水泳連盟の対応に選手から不満の声が漏れており、SNSで小さくない話題を呼んでいる。

 事の発端は、自由形選手の五十嵐千尋による告白だった。8月8日、自身のX(旧Twitter)で、「今回の福岡の世界水泳はかなり厳しい結果です。原因のひとつとしては、日水連が選手に対してアスリートファーストではなくなってしまったからだと思います」と打ち明けたうえで、以下のように指摘した。

【画像】メダルを逃した入江。世界水泳を戦い抜いたキャプテンの様子

「選手が不満を持っていれば、結果を出せるはずがないです。結果だけを選手に求めて、サポートする環境もなく、選手に向けて具体的な対策、改革が無ければ今後も変わることはないです。もっと選手の意見に耳を傾けるべきです」

 選手による突然の訴えに関係者、選手に衝撃が走った。勇気ある彼女の発言に背泳ぎ代表の入江陵介は、「キャプテンとして選手を守りきれなかった自分が情けない」と悔しさを滲ませた。この一言に自由形の塩浦慎理は、「僕たちで次の世代にいいものを残しましょうよ!」と声を掛けた。
 
 また元日本代表の立石諒氏は、「本筋間違えたらいけない笑。これは守れる守れないの問題じゃないということをまずは理解して欲しいのと、1人でどうこうできる問題じゃないから大丈夫笑。むしろこの状況でよくまとめてたよ!」と同級生を励ましている。

 先月開催された世界水泳では銅メダル2個と惨敗に終わったトビウオジャパン。来年のパリ五輪に向けて改革を求める声は小さくないようだ。

構成●THE DIGEST編集部

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