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「忘れられない足跡残す!」金メダル北口榛花のインスタにチェコ陸連が異例の祝辞! 国境を越えたコーチとの”絆”に感銘【世界陸上】

THE DIGEST編集部

2023.08.26

最終6投目で金メダルを獲得した北口。武者修行したチェコの陸連から異例の祝福メッセージが届いた。(C) Getty Images

最終6投目で金メダルを獲得した北口。武者修行したチェコの陸連から異例の祝福メッセージが届いた。(C) Getty Images

 国境を越えた師弟の絆に賛辞が止まない。

 現地8月25日、世界陸上の女子やり投げ決勝が行なわれ、北口榛花(JAL)が最終6投目に66メートル73をの超ビッグスローを記録し、4位からの大逆転で優勝。この種目で日本女子初の金メダルに輝いた。

 最後の投てきで決着した劇的な展開に、スタジアムは熱狂の渦に包まれた。無論、世界女王のタイトルを実力で掴み取った25歳の日本人アスリートに海外メディアの視線は釘付けだ。欧州衛星放送『Eurosport』は、北口の最終6投目をハイライト動画で共有すると、オランダのスポーツ記者ハンス・バモス氏が即反応。「ハルカ・キタグチが初めて世界選手権で優勝した。やり投げで日本の選手が金メダルを獲得したことは、これまで一度もない!」と歴史的な大偉業だと強調した。

 さらに、インドのナンバー1スポーツ誌『Sportstar』は「ハンガリー・ブダペストで、また最終ラウンドの劇的ドラマが起こった!日本のハルカ・キタグチが最終試技66.73メートルで(暫定1位だった)コロンビアのフロル・デニス・ルイス・ウルタドを破り、女子やり投げの新世界チャンピオンに輝いた!」と同じアジア人の快挙を称えた。
 
 北口の金メダルを海外メディアが一斉に報道するなか、2018年シーズン後から彼女を指導するデイビッド・セケラック氏の母国チェコ共和国も喝采を送っている。

 チェコの陸上競技連盟『Czatletika』は北口の公式インスタグラムに金メダル確定後、セケラック氏と北口が抱き合う固い絆が強調された写真を複数枚投稿。文面には「GOLD」と記し、「日本のハルカ・キタグチがチェコで忘れられない足跡を残した。世界選手権のやり投げで優勝を達成した」と振り返る。北口がセケラック氏の教え子であることを明記したうえで、「本当におめでとう」と自国以外の選手に異例ともいえる祝福のメッセージを添えた。

 今ではチェコ語を流暢に話すほど、コーチや現地メディアからも厚い信頼が寄せられる北口。研鑽を積んだ先には、眩い輝きを放つ唯一無二のメダルが待っていた。

構成●THE DIGEST編集部

【画像】チェコ陸上競技連盟が金メダルの北口榛花に異例の祝辞!!

【動画】北口榛花が”流暢な”チェコ語で当たり前のようにインタビューに答える!!

【動画】金メダルは北口榛花!最終試技で”ビッグスロー”!
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