連日、ハンガリー・ブダペストで熱戦が繰り広げられる世界陸上。大会７日目には待望の日本人金メダリストが誕生した。

【画像】女子やり投げで北口榛花が金メダルの快挙！ 歓喜の瞬間を厳選ショットで特集！
　現地８月25日、女子やり投げ決勝が行なわれ、前回大会で銅メダルを掴んだ北口榛花（JAL）が最終６投目で66メートル73の超ビッグスローを放ち、４位からの大逆転で金メダルを獲得した。世界陸上でのトラック・フィールド種目で日本女子選手が優勝するのは史上初めて。25歳が、早朝の日本列島を大興奮に包んだ。

　ラストの投てきで決着した劇的な展開に、海外メディアも驚愕した。至極当然、世界女王に輝いた日本人アスリートに現地記者は熱い視線を注ぎ、競技後のミックスゾーンでは北口への質問が殺到。無論、2018年シーズン終了後から彼女が武者修行として鍛錬を積んでいるチェコのメディアからも取材を受けたようだ。
  　金メダル獲得直後、チェコ陸上競技連盟の公式YouTubeチャンネル『Czech Athletics』が、ミックスゾーンでインタビューに答える北口の動画を公開した。動画内では、チェコ語で質問された北口が流暢なチェコ語を披露。ときおり満面な笑みを交えて世界一の喜びを嚙みしめながら、しっかりと質問に答えていた。

　23日の予選後もチェコのテレビ局の取材を受けていたことを自身のX（旧ツイッター）で報告していた北口。この日も問題なく答える姿に、動画のコメント欄は北口の驚異的な語学力に驚きつつも「当たり前のようにインタビュー受けてる（笑）」「チェコ語でも北口の明るさが分かるなあ」「相当な努力の跡が見える！」「すんごいクール」「もはや現地の人レベル」「本当にすごい！おめでとう！」など喝采を送り、活況を呈している。
　
　今大会の金メダル獲得で、来年のパリ五輪代表も内定した北口。日本の陸上界の歴史を塗り変えた25歳は、いったいどこまで進化するのだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】北口榛花が”流暢な”チェコ語で当たり前のようにインタビューに答える!!

【動画】金メダルは北口榛花！最終試技で”ビッグスロー”！

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