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金メダル共有に「腰抜け!」――感動の裏で沸き起こった非難の声に女王自ら反論!「間違いなく正しい判断だった」【世界陸上】

THE DIGEST編集部

2023.08.27

金メダルを共有したケネディ(左)とムーン(右)。(C)Getty Images

金メダルを共有したケネディ(左)とムーン(右)。(C)Getty Images

 金メダルを2人で共有するというシーンを、多くのファンが「心温まる瞬間」と称えたが、一方で勝負から逃げたとして非難の声もあったようだ。

 現地8月23日、世界陸上ブダペスト大会の女子棒高跳び決勝が開催され、ニーナ・ケネディ(豪州)とケーティ・ムーン(米国)の2人が今季世界最高記録となる4メートル90をマーク。だが4メートル95は共に3度失敗。話し合いの末、ジャンプオフを行なわず、大会史上初めて金メダルを分け合うことを決めた。

【動画】感動の声と同時に批判のコメントも!  2人の女王が誕生した瞬間

 だが、二人の選択を受け入れるような反応ばかりではなかった。翌日ムーンは「腰抜け」「情けない」「哀れ」などと否定的な意見を受けたことを自身のSNSで打ち明けた。同選手は、「棒高跳びは持久系の競技ではない。ジャンプの時間は短いけど、疲労が蓄積すれば、難しくなるだけでなく危険も伴う」と説明したうえで、「気温29度の暑さのなか、私たちは4時間近く跳び続けていて、疲れ果てていた。世界選手権は他の大会より精神的にもかなりタフだ」と続けた。

 決着がつくまで試合を続けなかった理由を話したムーンは、「同じくらいいいジャンプをした友人と祝福し合い、健康な体のまま金メダルを持ち帰るのは考えるまでもないこと」と批判したファンに向けて反論した。

 最後に「人々が勝者を決めるところを見たいことは理解する。スポーツのエキサイティングな部分だからね。でも今回は、間違いなく正しい判断だったし、決して後悔することはない」と語った。

構成●THE DIGEST編集部

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