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「新たな歴史を作った!」やり投げ・北口榛花を女王シュポタコバが絶賛! 奇跡の大逆転金に「無限の可能性を秘めている」【世界陸上】

THE DIGEST編集部

2023.08.27

最終6投目で66メートル73をマークした北口。金メダルを獲得して感情を爆発させた。(C)Getty Images

 現地8月25日、ハンガリー・ブダペストで世界陸上の女子やり投げ決勝が行なわれた。北口榛花(JAL)は、最終6投目に66メートル73をマーク。4位からの大逆転で金メダルを獲得した。
【動画】やり投げ北口榛花が金メダル! 最終6投目、絶叫、そして歓喜の抱擁を総チェック!

 出だしは好スタートを切ったものの、なかなか記録が伸びず、自身のおでこを叩く仕草も見せていた北口。4位で迎えたラスト6投目では、観客の大歓声も味方にして、最高のパフォーマンスを披露した。響き渡る雄叫びとともに槍はぐんぐんと伸びていき、66メートルを超える。見事なビッグスローで、奇跡の大逆転を呼び込んだ。

 そうしたなかで、昨年現役を引退し、北口が畏敬の念を抱いているという女子やり投げの世界記録保持者バルボラ・シュポタコバ(チェコ)が、大会後に祝福のコメントを寄せた。チェコのラジオ局『iROZHLAS』が報じている。

「ハルカはファイターであり、新たな歴史を作った。6投目で素晴らしいパフォーマンスを見せて、金メダルに輝いた。それは大成功である。彼女は陽気で明るい性格をしており、無限の可能性と才能を秘めている」
 
 続けて、修行のために2019年にチェコに渡った北口をねぎらった。

「ハルカは、やり投げのためにドマジュリツェに住むと決心したとき、多くの犠牲を払わなければならなかった。彼女は常にデイビット・セケラックコーチのアドバイスに熱心に耳を傾ける。秩序ある生活を心がけており、そういった努力が実を結ぶ」

 これで、陸上では2024年パリ五輪への切符を獲得した第1号となった北口。日本屈指の逸材の夢はまだまだ終わらない。

構成●THE DIGEST編集部

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【PHOTO】女子やり投げ決勝で北口榛花が66m73のビッグスロー!史上初の金メダルを獲得した歓喜の瞬間を厳選ショットで特集!
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