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格闘技・プロレス

「彼はキャリア最高の時期」王者・寺地拳四朗を絶賛する35歳の挑戦者。キャリア豊富な元2階級王者が「偉大なファイターを倒すチャンスだ」と激白

THE DIGEST編集部

2023.09.10

2団体統一王者として防衛戦に臨む寺地。写真:山口フィニート裕朗/アフロ

2団体統一王者として防衛戦に臨む寺地。写真:山口フィニート裕朗/アフロ

 9月18日、東京・有明アリーナで寺地拳四朗(BMB)対ヘッキー・ブドラー(南アフリカ)のWBA・WBC世界ライトフライ級タイトルマッチが行なわれる。チャンピオンの寺地はこれが3度目の防衛戦となる。

 寺地は昨年3月、矢吹正道に挑戦者として挑み、WBC世界ライトフライ級王者に返り咲いた一戦から、現在まで3試合連続でTKO勝ちを収めている。それぞれ、試合内容も相手を圧倒するなど、まさに31歳の王者は風格を漂わせている。
 

 対する、35歳のブドラーはこれが39戦目、過去34勝4敗(10KO)と高い勝率を残しているベテランだ。元2階級制覇王者の実績も誇るブドラーだが、日本での戦いとなることもあり、今回の対戦はチャンピオンの圧倒的有利を予想する声も少なくない。

 それでもキャリア豊富な挑戦者が、自信に満ちた自らの決意を語った声も伝えられている。米ボクシングサイト『Boxing Scene.com』が現地時間9月8日、この一戦に挑むブドラーのコメントを特集記事として配信した。

 その中でブドラーは、試合への意気込みとして「あれほど優れた選手と戦えるのは本当に光栄だし、彼のような偉大なファイターを倒すチャンスだ。それが私のモチベーションだ」と語っている

 また「この部門で最高の選手たちと戦いたい。常に自分自身に挑戦していきたいと思っている。私はケンシロウがこの部門で最高の男だと考えている。彼と戦うことに興奮している」として、王者に対する思いも綴られている。

 他にも、寺地のスキルを高く評価するなど、挑戦者は敬意を示す言葉を並べた。

「彼は打てるし、動ける。両手に破壊力を秘めている。彼は何事も上手にこなすことができる。厳しい戦いになるだろうが、楽しみたい。私は自分自身を試すのが大好きだ。正直に言うと、彼はおそらく私がこれまで対戦した中で最高のファイターだ」

 その上で「彼は私が対戦した中で最高の選手だ。彼はおそらく頂点に立っている。彼はキャリアの最高の時期にある」として、間もなく拳を交える2団体王者を称えている。

 キャリアでは大きく上回るブドラーが評する通り、寺地は「絶頂期」を迎えていると言えるだろう。2本のベルトを手にするため、そして最強の日本人王者打倒を果たすために、35歳は敵地でのタイトルマッチに臨む。

構成●THE DIGEST編集部
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