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格闘技・プロレス

迫る寺地拳四朗の防衛戦に欧米メディアも熱視線!対戦相手変更にもベルトは“揺るがない”「圧倒的な強さを証明する」

THE DIGEST編集部

2023.04.06

防衛戦まであと2日に迫った寺地。どんなファイトを見せるのだろうか。(C)Getty Images

防衛戦まであと2日に迫った寺地。どんなファイトを見せるのだろうか。(C)Getty Images

 4月8日、有明アリーナでプロボクシングのWBC、WBA世界ライトフライ級王者の寺地拳四朗の防衛戦が行なわれる。

 当初、寺地はWBO世界ライトフライ級王者のジョナサン・ゴンサレス(プエルトリコ)との3団体統一戦が開催予定だった。だが、ゴンサレスがマイコプラズマ肺炎を発症し、試合不可能に。それにより、WBA世界フライ級2位のアンソニー・オラスクアガ(米国)との防衛戦に変更を余儀なくされた。

 熱望していた3団体統一戦は見送られたものの、昨年11月の京口紘人戦で圧倒的な強さをみせた寺地のビッグマッチが近づくにつれ、日本国内のみならず、海外からも高い期待を寄せる声が届いている。

 チェコ共和国のボクシングサイト『ProBoxing.cz』では現地時間4月4日、目前に迫った防衛戦の特集記事を配信。そのなかでは、主に2冠王者の経歴を伝えており「ケンシロウ・テラジは2017年5月に当時のメキシコ王者ガニガン・ロペスを接戦の末に下し、WBCのベルトを獲得。その後、8度のベルト防衛に成功している」と王座戴冠、防衛のプロセスを振り返った。

 さらに「その後、同胞のマサミチ・ヤブキとの試合では10ラウンドでストップされるという結果となるも、昨年3月に再戦で今度はテラジが3ラウンドでノックアウト、タイトルを奪還した」と矢吹正道戦の2試合の結果を紹介し、加えて2本のベルトが懸かった京口戦では「当時、無敗だったヒロト・キョウグチに対しテラジは、より速く、より正確で、明らかに試合を支配していた」として、試合内容を評している。
 
 同メディアは「キョウグチもベストを尽くしたが、テラジはすべてのコンビネーションに2倍の威力で応えた」と記すなど、その強さを改めて強調。そのうえで、「テラジは土曜日には両方のベルトを防衛する予定だ」と今回の防衛戦への見込みを示した。

 また、米メディア『The Sporting News』でも、この一戦に向け「対戦相手の変更に伴い、ケンシロウ・テラジは圧倒的な強さを証明する準備が整っている。4月8日、彼の前に立ちはだかるアンソニー・オラスクアガは逆転を狙う」と寺地優位との見方を強めた。

 急遽決定となった対戦相手との防衛戦だが、2団体王者としての実力を表現することが求められる寺地拳四朗。個性豊かなカードが組まれ注目度の高い今回の興行だが、メインイベンターとしてしっかりと締めくくる強さを見せてくれるはずだ。

構成●THE DIGEST編集部

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