専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
その他

「外国人選手を自室に入れた事実ない」スノボ竹内智香が“事実無根のデマ”による被害を報告。SAJには「選手ファーストの対応を強く望みます」と訴え

THE DIGEST編集部

2023.09.13

ソチ五輪で銀メダルを獲得した竹内。スノーボード界のレジェンドだ。(C)Getty Images

ソチ五輪で銀メダルを獲得した竹内。スノーボード界のレジェンドだ。(C)Getty Images

 スノーボード女子・アルペンで6大会連続五輪出場を果たした竹内智香(広島ガス)が、昨年の北京五輪開催中に事実無根の指摘を受けていたことが判明した。

【画像】リリースに至るまでの経緯等を説明。竹内智香の実際のインスタ投稿

 全日本スキー連盟(SAJ)は9月12日、公式ホームページにおいて、「2022/2023シーズン スノーボードアルペンチームコーチング体制について」との題目で、リリースを掲載。コーチ体制が1人になった経緯について説明した。

 北京五輪開催時、スノーボードアルペンチームのあるコーチ(以下、当該コーチ)が、竹内の担当コーチに対して「同選手(竹内)が日本チームのウェアを着させて外国人を選手村の日本選手棟内の自室に入れているのではないか」と指摘し、「このことが知れ渡れば大問題になる」と電話で伝えたという。

 担当コーチが確認をしたところ、竹内は「日本選手棟内の玄関で外国人と用具等の授受をした事実はあるが、外国人に日本チームのウェアを着させたことも、外国人を日本選手棟内の自室に入れた事実もない」とキッパリ否定。

 一方で、SAJが関係者に聞き取り調査を行なった結果、「同選手が外国人を日本選手棟内の玄関に入れたことはありましたが、日本チームのウェアを着させた事実や自室に入れた事実は認定できませんでした」としたうえで、「この当該コーチの指摘により、チーム内で混乱が生じたことから、本連盟としては、当該コーチとの契約を継続できないと判断しました」と詳細を述べた。
 
 これを受け、竹内は自身のインスタグラムを更新し、「当初はSAJにリリースすることも賛同して貰えませんでした」と告白。さらに「私がコーチAを辞めさせた、という事実無根の話を耳にする事態に発展してしまい、私を信じ応援してくださっている人たちまで不安にさせてしまった」と明かした。

 そして最後に「私たちアスリートは、レースにおいてやり直しは出来ません。その一瞬ごとに全身全霊をかけ、限りあるアスリート人生を過ごしています。この1年半、私のアスリート活動の傍らには、常にこの件へのストレスがつきまといました。私の願いは、今後このような問題が二度と起こらない事。もしも起きてしまった際には、組織としてこのように時間を掛けず、選手ファーストの迅速な対応がなされる事を強く望みます」と締めくくった。

構成●THE DIGEST編集部

【関連記事】「なぜ私だけ無事だったのか…」やり投げ北口榛花が突然の“意味深な投稿”に心配の声→7時間後にみずから新事実を明かす「違うと思ったらNOと抗議しなければ」

【関連記事】「美談で済まされる問題じゃない!」松田瑞生のマラソン完走を称える声に新谷仁美が苦言! 「周囲がそれを良しとするのは違う!」【世界陸上】

【関連記事】「そこ俺の席!」「僕もここなんですよ」水谷隼が新幹線の指定席を巡って口論! 車掌のさりげない“神対応”に感謝
NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号