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「なぜ私だけ無事だったのか…」やり投げ北口榛花が突然の“意味深な投稿”に心配の声→7時間後にみずから新事実を明かす「違うと思ったらNOと抗議しなければ」

THE DIGEST編集部

2023.09.02

世界陸上の女子やり投げで金メダルを奪取した北口。初の快挙にも冷静に“大事な備忘録”を書き綴った。(C)Getty Images

世界陸上の女子やり投げで金メダルを奪取した北口。初の快挙にも冷静に“大事な備忘録”を書き綴った。(C)Getty Images

 世界陸上ブダペスト大会で、女子やり投げの金メダルに輝いた北口榛花が、自身のX(旧ツイッター)を更新した。

 日本時間9月1日の夜7時ごろにまず投稿したのが、「なぜ私だけ無事だったかわからないですが、強くNO と言えることの必要性を再確認しました」という文章だ。リンク先などの前振りや説明がいっさいなかったため、SNS上では「何が起こった?」「トラブルにでも巻き込まれたのか?」といった心配する声が多く寄せられていた。
【PHOTO】女子やり投げ決勝で北口榛花が史上初の金メダルを獲得した歓喜の瞬間を特集!

 それからおよそ7時間後、北口は再度投稿して理由を明らかにした。先の世界陸上において使用した“ピン”に関する出来事だったようだ。スパイクのピンだと見られる。

 以下がその全文だ。

「世界選手権で規定内ピンを使っていたにも関わらず、試合前のチェックでなぜかコントロールに引っかかり、直前でピンを変えさせられ、しかも手でつけられるということが、他の日本人女子選手たちに起きたからです。

 私は同じピンでしたが、変えられませんでした。オフィシャルでも人間なので違うと思ったらNOとその場で抗議しなくてはならないと感じました。
 
 実際に救済はありませんでしたし、前にチームメイトが槍の着地の2-3メートル前を測られた時も、試合後抗議しても救済はありませんでした。救済があったと私が知ってるのは、スタジアムのワイヤーにぶつかってやりが落ちてきた選手が一度救済されてる時はありました。

 これから海外で試合することも多いので備忘録として呟きました。

 あまり事実は共有されていないので、今後誰にでも起こる可能性があると思いました」

 日本中を沸かせた快挙の舞台裏で、知られざる出来事が起こっていたのだ。

構成●THE DIGEST編集部

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