来夏のパリ五輪出場をかけた『FIVBパリ五輪予選／ワールドカップバレー2023』の第３戦が９月19日、国立代々木競技場 第一体育館で行なわれた。B組の女子日本代表は、プエルトリコにセットカウント３－０（25-23、25-21、25-13）で３連勝を飾った。

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　開幕からスタメン出場を続けたセッターの関菜々巳は、本来の力を発揮できず、第２セット途中９－11の２点リードとされたところで、松井珠己と交代。試合後のインタビューでは、「ずっと自分のなかで噛み合ってないところが多かったので、一回外に出て落ち着いてやらなきゃいけないと思っていた」と悔しさを滲ませた。

　そして、流れを変えた松井について「すごくいい組み立てをしていたと思うし、レフトのトスが優しくてしっかりアタッカーが打っていた」と称賛したうえで、「私はいかにレフトを使いすぎないかということばかり考えてしまった。ワンレグもうちょっといってもいいのかなと思う」と冷静に自分自身を見つめ直した。
  　強豪のトルコやブラジルを抑え、ついにB組首位となった日本。「勝ったことは本当に嬉しい。本当に何が起こるかわからない」と胸を弾ませると、続けて「３－０で勝ちきってくれたというのは本当にありがたい」とチームメイトたちの健闘を称えた。

　最後に、明日のブルガリア戦に向けて「割り切って腹くくってやるしかない」とキッパリ。「こうなったらどうしようとか考えてもマイナスにしか進んでいかないので、これをやりたい、あれをやりたいっていう気持ちをもってやっていきたい」と前を向いた。

取材・文●大田更紗（THE DIGEST編集部）

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