バレーボール

火の鳥NIPPON、ブルガリアに勝利し“無傷の4連勝”! 山田二千華の躍動に栗原恵も惚れ惚れ「サーブが素晴らしかった!」【女子バレー】

THE DIGEST編集部

2023.09.20

アタック3、ブロック2、エース4本決めた山田。写真:梅月智史(THE DIGEST写真部)

 パリ五輪予選を兼ねた女子バレーボールの『ワールドカップ』が国立代々木競技場 第一体育館で開催されている。9月20日、日本代表はブルガリアと対戦し、セットカウント3-0(25-20、25-13、25-11)のストレート勝利を収めた。

 若さと勢いがあるブルガリアに対し、日本はこれまで同様に林琴奈、古賀紗理那、関菜々巳、井上愛里沙、山田二千華、福留慧美(リベロ)、さらに今大会初めて渡邊彩をスタメン起用した。

【女子バレーPHOTO】長身を生かしたブロックを連発!山田二千華の厳選ショット

 序盤は一進一退の攻防が続いた。11-12から古賀や井上を中心に7連続ポイントで抜け出すと、その後コンビミスで悪いムードが漂うも、直ぐにリズムを取り戻す。リリーフサーバーで起用された石川真佑や和田由紀子の強烈なサーブも効果的に決まり、そのまま第1セットを奪取。

 第2セットは山田が躍動した。ファーストポイントをブロックで決めると、山田の2連続エース、さらにはディグも披露するなど6点のリードを奪う。中盤では、もう一人のミドルブロッカーの渡邊がブロックを決めるなど、あっという間に25点を獲った。
 
 第2セットの途中から入った石川が、続くセットもそのままコートに残った。これまで出場機会に恵まれてこなかった石川が猛攻を見せた。快心のスパイクが決まると、キュートな笑顔を覗かせるシーンもあった。日本はそのリードを守り白星を飾った。

 この日、テレビ解説を務めた元女子バレーボール日本代表の栗原恵さんは「(山田選手の)サーブが素晴らしかった」と絶賛したうえで、「ミドルが課題と言われてきて、しっかり払拭できて後半戦に臨めるのは、日本にとっても大きいですね」と高く評価した。

 上位2か国でフィニッシュすればパリ五輪出場権を獲得できる今大会。開幕から1セットも落とさず、無傷の4連勝を飾った火の鳥NIPPONは、22日はベルギーと激突する。

構成●THE DIGEST編集部

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